クルディスタン東部(ロジラート地域)
☆イラン国家が
更なるクルド人政治囚を処刑
イラン国家は、Morteza Rahmaniという名のクルド人政治囚を死刑に処した、という。言うまでもなく、その地を実効支配する国家が自らの都合により”政治囚”という称号を”該当する者”に勝手に下しているに過ぎない。
Wednesday, 2 Aug 2017
イラン国家実効支配地域のSinê Central拘束監禁施設で8月2日未明に、26歳のクルド人”政治囚”Morteza Rahmaniが死刑に処されたと同国家実効支配域内の人権活動家ニュース社 (HRANA) が報じた。
氏は、”クルディスタン東部の1反体制党派のメンバーである”ということにされ、”イラン革命防衛隊の2名を殺害した”とされて6年間投獄されていた。
同氏は”神への冒涜”という”罪”でも訴追され、計3度の死刑に処せられる事になっていた。
HRANAは、同氏の起訴過程で何ら具体的な証拠もなく、尋問や審理も秘密裏に行われたことを明らかにした。
クルディスタン東部=Rojhilat(イラン国家実効支配地域東部)にあるKamyaranのTylkou村出身の同氏は2011年から投獄されていて、2013年には死刑を宣告されていた。
この処刑は、”ゲリラ”や政治活動家のみならず、そうみなされたクルド人が容赦なく拘束され、”利用価値をイラン国家が見出せない場合”容赦なく”政治囚”の”体制転覆企図分子”として処刑されることを示している。