ことぶき勧学院北都留教室の窓

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「甲役途中詩」から180年前の甲州街道を知る ~小俣岳先生の講座~

2024-01-24 10:10:41 | おしらせ

2024年最初の講座は、小俣岳先生による「甲役途中詩」の講座でした。江戸後期の儒学者「乙骨耐軒」が、昌平坂学問所(現在の東京大学」から、甲府徽典館(現山梨大学)の学頭として甲府に赴任する道々詠んだ「七言絶句の甲役途中詩」。本題に入る前に、乙骨耐軒を取り巻く家族、たとえばお孫さんは「海音潮」の上田敏、息子のお嫁さんは杉田玄白の娘、その子どもは「浦島太郎や鳩ぽっぽや汽車ぽっぽ」などの作者という話題からスタート。上野原→猿橋→笹子→石和→山崎の宿までの様子について映像を見ながら、七言絶句の情景をイメージする学びは、大変楽しい時間でしたね。七言絶句の漢詩から、180年前の甲州街道の様子が想像でき、たいへん興味深い講義でした。敬遠しがちな漢詩ですが、軽妙な話術ですっと頭に入ったようです。

 

 

 

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