Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロード チェーンの長さ調整と取付け

2013-01-03 21:00:56 | ロードバイク スプートニク
前回ホイールのスプロケットも入れ換え自転車に装着出来る様になりました
今回はチェーンの長さを決定し取付けまで行います






前回ホイールに 10速用のカセットスプロケットを
装着したのでそれをフレームに取り付けます
これでチェーンの長さの調整も可能です




今回の作業で使う部品と工具です






チェーンは DURA-ACE CN-7901 そしてコネクトリンクは
KMCの Missing Link ミッシングリンクを用意しています

このチェーンは事前に出来るだけの事前整備を
済ませています その様子はこちら 
【 チェーンとスプロケットに Microlon マイクロロン 】




チェーンを前ギアからスプロケット~変速機へと
掛けてみます この時に注意する事が有ります






この CN-7901 と言うチェーンは裏表が有り 
チェーンに刻まれた文字が、自転車の外側から
見える様に装着します

その裏側には文字は刻まれていません






それともう一つ 通常チェーンの繋ぎには付属された
このアンプルピンを使います これの接続は




これはチェーンステーの下側ですが この様にアウター
プレートがフロント側に来る様にします この状態で
繋いだ方が インナーリンクを前にするより強度が
出るらしいです シマノの資料にはそう書かれていますが
その理由までは不案内です






さてチェーンの長さを決定しましょう チェーンは
フロントはアウターギア リアはトップギアに掛けます






この時注意するのは 変速機のプーリーケージに
チェーンを通して行きますが ここが正確に通って
いるか確認して下さい ケージに引っ掛かっていたり
する事が良く有りますよ




チェーンの基本的な長さは このリアディレーラーの
プーリーケージには ガイドプーリー(上側)と
テンションプーリー(下側)の取付けボルトが有ります

これを結んだ線が 地面と垂直になっているのが
基本の長さです

ただ ギア比やチェーンステーの長さで必ずしも垂直に
なる訳では有りません 半駒の長さで悩んだ時は
アウター×ローとインナー×トップに入れてみて
良く確認して下さい インナー・トップでチェーンが
引っ張り切れない長さは必然的に駄目ですね




こうしてチェーンの長さが決まれば チェーンを切ります






チェーンを切る駒のピンに チェーンカッターの
矢を合わせます しっかりとピンのセンターを狙って
下さい





工具がセット出来たら ハンドルを廻し工具を
送ります この時チェーンが逃げない様に手で
保持をしてやれば確実ですね 

工具の矢は奥まで送り込みます この時には
チェーンのピンは抜けています




工具のハンドルを戻します






工具を外すとチェーンが切れています 抜けたピンも
可愛いですね

現在の薄いチェーンはピンは再利用しないので 今回の
様に抜いてしまいますが 昔のロード用のチェーン 3/32
や今でも使われている トラック用のチェーン 1/8はピンを
再利用するので 又作業方法が異なります






今回のチェーンの接続には ミッシングリンクを
使いましょう 10速用です この部品を用意する時は
使うチェーンに対応した物を確実に選んで下さい






カットしたチェーンにミッシングリンクを取付けます






ミッシングリンクをチェーンの裏表双方から差し込みます
そしてチェーンを前後に引っ張ってやれば完了です

ミッシングリンクの包装紙に この方向で接続する図が
載っているのでその様にしました でもこの形が裏側に
来た方が良い気もします これはもう少し考えてみます
(プレートの穴が前後逆の方が良くないかと言う事です)



追記

ミッシングリンクのパッケージの裏面には この様な
図が載っています 通常チェーンの繋ぎはチェーンステーの
下で行う事が多く その際は今回の記事の状態になります

しかしこれをチェーンステーの上で作業すれば ミッシング
リンクの方向は逆になります これは大切な事だと思うので
又改めて検証してみたいと思います 2013.1.7 追記 Kino

ミッシングリンクの取り付けに付いては後日考察記事を
書いています 是非こちらを併せてお読み下さい
【 ミッシングリンクの 取り付け方向 】




すみません 記事を難しくしてしまいました 接続した
部分にはオイルを少し差し 動き方に不都合が無いか
確認します





これでチェーンの長さを合わせ装着が完了しました 今回のチェーンは事前に整備し
やや多い目のオイルでしばらく保管していたので、凄く良い状態に仕上がっていました

本文中で出て来たコネクターリンクの方向、これは使用中に外れにくい方向と言うのが
有ります 今回のミッシングリンクは自転車の内側、見えていない裏側で考える必要が
有りますね 私が何を考えているのか皆さんもお時間が有れば一度考査してみて下さい

前回の記事 【 ロード用 カセットスプロケットを交換する 】

次の記事 【 自転車 ディレーラーの調整方法 】

 

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7 コメント

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はじめてコメントします! (へいすひぇん)
2013-01-04 02:22:23
考えました!

というより、以前KMCのミッシングリンクを使ったときに、どうも変速がいまいちだったので(もちろん自分の調整がいまいちだった可能性もありますが)ネットで調べると、マニュアルには書かれてないものの、チェーンステーの上をチェーンが通るときに「10S」と読める方向がどうも正しいようです。実際にそのようにしてみると逆の時より幾分変速がスムーズになりました!

このブログをみて、色々な整備の仕方を参考にさせて貰っています!今年も為になる記事を楽しみにしています!長文失礼いたしました。
返信する
へいすひぇんさん (Kino)
2013-01-04 10:20:21
初めまして コメントを有難うございます

コネクトリンクを逆に取付け変速性能が変わるのは意外な気がします
文中に 今回とは逆に取り付けるのが正しいと書いて頂いていますが

変速性能が改良された事と併せ それには理由が有ると思います
それは何なんでしょう とても気になります 良ければどうぞお教え下さい

これからもどうぞご贔屓に宜しくお願い致します
返信する
うーん。 (へいすひぇん)
2013-01-04 16:06:43
その時に、考えたこじつけは、ギアを軽くするときに、ミッシングリンクが丁度スプロケットにかかる部分にあると、凸凹のあたりが正しいとされる場合と逆なので、スプロケットの歯のかかりが幾分正しい方向より劣るんじゃないか?というのと、その場合ミッシングリンクの膨らんでいるところに、正しいとされる場合よりも大きなトルクがかかると推測されるので、正しい方向よりもチェーン切れのリスクがこれまた幾分上がるのではないか?というものです。

こうやって文章化してみるとかなり言い訳がましく、たんなる勘違いであった気もします。
返信する
連続してすみません。 (へいすひぇん)
2013-01-04 19:06:01
ミッシングリンクの方向を変えてことによっての、変速の改善は、アウター×ローなどテンションが比較的かかるときに、歯飛びがおこっていたのが、方向を変えたところ収まった、ということです。
返信する
へいすひぇんさん (Kino)
2013-01-05 16:03:28
今回私が思い描いている事は
又改めて 視認出来る様な方法で試してみたいと思います

主として考えているのは 変速性能では無く
トラブル回避の事なんですよ
返信する
的外れ (ブルー)
2013-01-06 07:46:02
的外れ的でございますが、
ミッシングリンクの有効性は認識しているのですが
渾身のトルクを加えた時に切れると言った事は
有りますでしょうか?
競輪選手でしたら「パーンっ」と、いっちゃいそうな気もします。
実の所、自分はトライアルをかじった事が有るので
「パーンっ」と、切れるシーンを見て来ていたせいか?
未だに、ミッシングリンクを使わない臆病者でございます。
返信する
ブルーさん (Kino)
2013-01-06 23:29:21
少なくとも競輪選手の方を含め私の知り合いの中で 
これを使ってチェーンを切ったと言う話は聞いていません
返信する

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