Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車のバルブ スーパーバルブ

2015-05-11 20:43:16 | 自転車部品・用品
自転車のチューブに使うバルブは色々な種類が有りますが 今回は一般車に
良く使われる英式バルブ ウッズバルブとも呼ばれますが、その虫ゴムの代りに
使うスーパーバルブをご紹介します




スーパーバルブと呼ばれるバルブセットです
この様な物が有るのは知っていましたが
通販以外で扱っている所が身近に有りませんでした
今回私の後輩が こんなのを100円均一のお店で
買いましたと SNS で教えてくれたのでそれならと
私も買って来ました






パッケージから出してちょっと見てみましょう
パッケージには、虫ゴム不要 虫ゴムの 10倍長持ち
逆流防止弁付 などと書かれていますお値段は 108円です




手に取ってみると う~ん、私が想像していた構造と
少し違う様です 






このタイヤは競輪競走で使う NJS 認可タイヤですが
このバルブは競輪バルブと呼ばれる特殊なサイズの
物が使われています








このバルブは英式と構造は同じですがサイズが小さく
バルブはこの様に内部にスプリングが使われ 中の
コアを押してやるとバルブが開放されます






今回の物を良く観察すると 競輪バルブの様に
黒いゴムが 2つ無く 1個だけですこれを外して
みます








このゴムはバルブの外側の筒とこのバルブとの
隙間からの空気漏れを防ぐ為だけの物の様です
バルブを吸ったり吹いたりするとバルブの役目は
しています でもスプリングで動く様なコアが有りません






構造を知りたいのでバルブの先を切ってみました






中から出て来たのは小さなシリコン素材の様な
円筒形の物で これがバルブ内で空気圧の高い
方から押されてスライドする様になっています
空気圧任せですね




確か競輪バルブと同じ構造の物が有った気もするので
少し検索してみました




構造図までは出ていませんでしたが容姿から判断すると
これですね アサヒサイクルと言う所が出しています
商品名もやはりスーパーバルブでお値段は 1個 300円弱





英式と呼ばれるバルブ達です 左上の物が一般的に使われている物です






パンクしたから直して下さいと言われ バルブを
外してみるとこの状態の物が大変多いです






こんな時は買い置きの虫ゴムを適度な長さに
切って使います






古い虫を外して新しい物を取り付けます この時
虫ゴムが入り難いのでツバを付けるのはお約束です








そしてチューブに取付け空気を入れたら完了
結構高い確率でこの様な状態が起っています





今回のスパーバルブセット お値段もお安いし
適当に買っておきました これから私にパンク修理の
依頼が有った時に使ってみましょう





パンク修理用のボックスに忍ばせておきます まだ使っていないので
どの様になるかまで記事に出来ませんが どなたか一度お試し下さい

今回の情報をくれたのは 私が国体の監督をしていた頃の選手で
その後競輪選手になり現在は引退し別の仕事に励んでいます
そんな元選手のブログはこちら 【 Shining moon Blog 】
私達では書けない競輪の話題 その他多くの事が綴られています


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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スーパーバルブ (まき)
2015-05-11 21:07:27
いつも楽しく拝見させて頂いております。

今回のスーパーバルブですが、稀にバルブ内に埃等が詰まりエアー漏れをおこすことが有ります。
出来れば競輪用と同じ構造の物の方がトラブルが少ないのでお勧めします。
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Unknown (にきち)
2015-05-11 22:08:14
いつも拝見しています。

DAISOと同タイプのもの、競輪バルブと同タイプのものも両方使用したことあります。私のつたない経験で言うと、DAISOタイプは、熱に弱く、炎天下に駐輪してたりすると、柔らかくなり、少し融けるようです。また、ゴムの経年劣化も虫ゴムほどではありませんが、なんだか早いような気がします。
競輪バルブと同タイプは、そんなことないんですが、中高生の通学自転車に使用した際、なぜかしら異物が混入するようで、何度かダメにしたことがあります。
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まきさん (Kino)
2015-05-12 00:58:11
ありがとうございます バルブを切り開いて構造を見た時に埃や異物に弱いだろうとは感じました それに併せ上手く動くのだろうかと

競輪バルブなどは 軽量なパーツを使うのも大切で有りながら、
あえてスプリングを入れるなどしているのは安定した機能を確保する目的も有るのでしょうね

アサヒサイクル製のバルブが良いと思いますが 自分の自転車なら良いですが
他人の自転車に使うには少し勇気が要るお値段ですね どの様に説明したら良いのか考えてしまいます
返信する
にきちさん (Kino)
2015-05-12 01:11:09
熱で融けるとは言え、既存の虫ゴムより寿命は長いと言う事なんでしょうか・・ それであれば使ってみても良いですね
返信する
いつも楽しく拝見させてもらっています。 (shigeki)
2015-05-12 13:02:37
某量販自転車店で働いております。
kinoさんのご指摘通り完全にくうき圧頼りです。
虫部分自体の耐久性は格段に高いのですが、空気圧が低くなった際は一気に減っていってしまいます。
空気圧管理をあまりされない方に勧めてしまうと逆効果になってしまうことも。。
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shigekiさん (Kino)
2015-05-12 14:19:43
コメントを有難うございます

成る程 そうですね空気圧が低くなると、逆止弁と商品が謳っている効果が期待出来なくなりますね

バルブをクチに銜えて吸ったり吐いたりして見ると 絶えず同じ感覚で空気が流れないので
小さな樹脂パッキンが上手く作動しない事も有りそうです

一般のお客さんの自転車を触る事を常とされている方のご意見は有り難いです
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Unknown (テツ)
2015-05-12 20:29:52
いつも拝見しています。

100均のスーパーバルブ、私もママチャリやネコ車などに愛用しています。空気入れの時に力が少なくて済むので重宝していますが、今までの経験で、5個か10個に一個は不良品があり空気が漏れます。コスパがいいのでそこは腹立ちませんが、他人の自転車に使用時は空気入れてから確認とかしばらく様子見るなどの配慮が必要かと思います。
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Unknown (にきち)
2015-05-12 22:32:04
DAISOバルブが熱に弱いと書きましたが、炎天下のアスファルトの上といった特殊な悪環境の場合であり、虫ゴムに比べれば、マシだと思います。
これらのバルブのメリットは、高気圧に耐えられることではないでしょうか。虫ゴムだと4~5気圧程度ですけど、DAISOバルブでもチューブさえ大丈夫なら8気圧程度でもいけます。
当家では、中高生には、DAISOバルブ、私の通勤車は競輪バルブと使い分けてましたが、最近は米式(シュレーダー)にチューブごと移行しました。
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テツさん (Kino)
2015-05-13 00:31:18
コメントを有難うございます

本体を開き構造を見た時に 大丈夫?とは感じましたが
不具合が10~20パーセントの割合で起ると もう安心して使えないパーツと言っても良いですね

英式バルブでは空気入れ完了後 空気漏れの確認は当然行いますが その後時間が経ってから空気漏れを起こすと言う事でしょうか

ネコ車って何の事でしょう・・
返信する
Unknown (エウロパ)
2015-05-13 10:33:47
いつもブログの更新を楽しみにしております。
当方、都内の自転車店で勤務していますが、シュワルベ製の英式バルブチューブは最初からスーパーバルブがついていますね
MTBなどのスポーツ車での仕様を想定しているからでしょうか

ネコ車というのは工事現場で土砂などを運ぶ手押し式の一輪車のことかと
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