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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

オクタリンク B.B小物 シマノ BB-7700 の 構造

2009-05-07 23:07:43 | 自転車整備 B.B
最近の B.B小物は昔のカップ&コーンでは無く 分解しメンテナンスが
出来ないカートリッジになっていますが シマノの DURA-ACE デュラ エース
BB-7700 の B.B小物は分解しグリスアップ等 整備が出来ます 
今回はそのオクタリング ハンガー小物の内部構造を見てみましょう




先日から整備をしている カーボン フレームのロードに使っていた物
DURA-ACE デュラ エース BB-7700 シールドタイプのロード用
カートリッジ ユニットです





かなり使い込まれた小物です 手に持っている左のユニットは
中央の黒いケースにゴム系の Oリングを使い挿入されています
これは左右同じですので 左右に引っ張れば双方共本体から外れます




他にも洗浄したい部品も有りましたので 一緒に洗ってやりましょう
洗浄剤はガソリンです 危ないや危険だから使うな なんて仰る方も
いらっしゃいますが 危ないのは承知でやっている事 火気に注意すれば
他の洗浄剤より優れ物です






分解、取り外しが出来る所は全てばらし洗浄しました ここで外していないのは
左右わん内に挿入してある黒いシール 本体中央部 その外部左右に入れてある
O リングです






これは右側ユニットに組み込まれている小物達です
スチールボールはその上の 黒色の円形 小さな穴が複数開いた物とセットの
リテーナーで 鋼球のサイズは 1/8 ( 3.175mm)です

その右の 小さな細い金属棒と円形の横長の穴が複数開いた物とセットの
ニードルベアリングです この部品数と組み合わせは左右ユニット同じです




スピンドル(ハンガーシャフト)とその左右に挿入されている
コーン(玉押し)です 圧入されている程固く入っていません
手で簡単に抜けました しかしこれは使い込んでいるので 
新品時の状態は解りかねます

コーンにかなり虫食いが有ります 洗浄時にかなり多くの金属粉が
出て来ました




これは左ユニットですが 部品を組み込む順番に並べています
ここで 順番に名称を記しておきましょう

左より
1.シールガード 2.ユニットケース 3.ニードルベアリング 3.リテーナー
4.C リング 5.中央ケース


1.スピンドル(ハンガーシャフト) 2.コーン(玉押し)

さてさて かなり磨耗が激しく再使用するのを躊躇する様な状態です
でも一応 Microlon で事前処理もしました グリスも惜しまず最上の
物を使い組んでみます それで使えそうな状態になれば使いましょう

これは触るのが始めてのハンガー小物で 良い教材になり有り難い事です
組み付け作業の様子はまたご紹介させて頂きます お楽しみに・・

コメント (3)
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