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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

DURA ACE BB-7700 イタリアン 分解 洗浄

2014-01-06 20:25:22 | 自転車整備 B.B
シマノのオクタリンク用 B.B 小物 DURA ACE BB-7700 イタリア規格です
この複雑な構造を持った部品のメンテナンスを行います





シマノのオクタリンク用の BB-7700 ロードとトラック兼用の B.B小物です
分解が出来ないカートリッジタイプが多い中これは数多くの部品が使われ
ていますがその全てを分解する事が出来ます






インナーカバーに各情報が記載されています
JIS と ITA 規格が用意されていますがそれを
確認出来るのはユニットケースの文字だけです
34×24 はイタリアンのネジの規格です




今回は分解し洗浄まで作業を進めましょう






真ん中の黒いインナーカバーからユニットケースを
取り外します Oリングがややきつめに利いていますが
引っ張れば外れます




左側のアダプターユニットです






シャフトをユニットケースから引き抜きます
ほとんど力は必要有りません




柔らかそうなグリスがやや多目に使われています
この小物は私が使っていた物では無いのですが
おそらく工場出荷時のグリスでしょう 






グリスを指に取ってみます かなり柔らかなグリスで
私の好みです 少し指にザラツキを感じますが金属が
摩耗した時の金属粉でしょう






右のユニットからインナーカバーを外します
薄い金属の筒で強度はほとんど有りません




左右のアダプターユニットの中にベアリング関係が
収まっています






左側のユニットです まず最初にケース内部に
はめ込んで有る C リングを外します




C リングに押えられていたリテーナーが外れます




リテーナーの奥にはニードルベアリングが使われています




これはケースの外側、クランク側です 一つ部品が
足らないですね・・






これは右側のユニットですが 同じ様に内部のパーツを
外しクランク側を見ています ここにシールガードと言う
樹脂パーツが使われています 左側はこれが不足して
いました




クランクシャフト=スピンドルです








このシャフトにはコーンが装着されています 圧入と言う
程の固さは無く実に気持ち良い手応えで差し込んで有ります




一通りのパーツを分解しました






パーツの洗浄をします 今回は優れた洗浄力を発揮する
SPIN スピンのパーツクリーナーを使いました




全てのパーツの洗浄が終わりました






このシャフトは左右の方向が有り右側が約 1mm 程度
長くなっています 目で確認出来る様にしておきます





分解洗浄が完了しました 手や目で各部を確認しながら作業を進めましたが
使用頻度が少なそうで大変状態の良い小物です 次回は新しいグリスを使い
これを組み付けましょう

次の作業 【 DURA ACE BB-7700 イタリアン グリスアップ 】

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SPIN スピンのグリスで グリスアップ

2013-04-16 20:01:51 | 自転車整備 B.B
自転車専用に開発された SPIN GREASE スピングリス かねてよりとても興味の有る
商品でしたが 今回初めて自転車整備に使ってみますピンク色をした高性能グリス
どの様なものなんでしょう




先日ロードレーサーから取り外し分解した SHIANO DURA-ACE BB-7700 とても素晴らしい
B.B小物です この部品にはやはり良いグリスを使ってやりたいと思います






前出の写真は分解後、洗浄を済ませています
グリスアップをする場合 汚れや古い油脂は
出来るだけ綺麗に洗浄してやりましょう






この様な細かなボールなどは こんな茶こしを
使ってやれば便利ですよ デグリーザーで汚れを
落した後は 毛羽立ちの少ないウエスで拭いてやります






新品の B.B小物を使い、始めてのメンテナンスです
容器の中には削られたパーツの一部が結構溜まって
いました やはり初期整備は早い段階でするのが良い
ですね





綺麗になった各パーツを組み付けるのに どのグリスを
使おうかと考えています






今回はこれで行きます 早くから手に入れながら
中々使う機会が無かった 高性能グリス SPIN スピン
とても綺麗なピンク色をしています

過去にはこの様に紹介しています
【 自転車専用オイル&グリス Spin 】




では始めましょう 洗浄後の各パーツですが
グリスを使う前にエアダスターで埃を飛ばします






スピングリスを指先に取り B.Bのユニットケースの中に
薄く塗ってやります 回転部分以外の防錆も期待します






ニードルベアリングの樹脂ケースを中に収めます




ニードルに Spin グリスを少量塗布しています






それを樹脂ケースの上へ置きます






ニードルを指で押し 樹脂ケースにはめ込みます この方法は
粘度の低いグリスやグリスの量を少なくする場合に用いますが
デュラのグリスなどでは 外で樹脂ケースにニードルを全て
収めてからユニットケースに入れても良いでしょう






次はスチールボールをリテーナーの樹脂ケースに
並べて行きます








この時のグリスの量は グリスの蓋に付いたグリスの上で
ボールを指でころがした程度で O.K と SPIN は案内しています






リテーナーをユニットケース内に入れますが 粘度の低い
グリスではボールが落ちるのでケースの方を上から被せる
様にすれば良いでしょう この時ニードルベアリングを落とさない
様に気を付けましょう






ここでケース内部の溝に C リングをはめ込みます
これも回転部の接触部品ですので薄くグリスを塗ります
これは先程収めたニードルとリテーナーの脱落防止の為の
パーツですね




これでユニットケース内のパーツが全て収まりました





大きな写真で少し休憩しましょう ここまで触った SPIN のグリス 今まで良く
使っていた Microlon マイクロロンのサラサラの感触とは又違い少しねっとり感が
有ります しかしデュラグリスの様に粘度が高いと言うより 粘着力が強いと表現
したら良いのでしょうか そんな感じを受けるグリスです




右側もする事は一緒です これで左右のユニット
ケース内の組み付けは終わりました






この小物はスピンドルにも玉押し、コーンが付きます
スピンドル全体に薄くグリスを塗布 やはり錆止めを
兼ての事です








これがスピンドルに装着するコーンです とても精巧な
サイズ合わせがして有り気持ち良くスピンドルに入って
行きます




インナーカバーですが両端に Oリングが使われています
ここは防水が必要な部分 グリスは回転摩擦の軽減も
大切ですが 自転車ではやはり防水性能も無視出来ません
SPIN グリスはそれを満足させてくれるでしょうか

SPINの担当者と社長に話を伺うと それは大丈夫!
とのお話ではありました 

ちょと裏話
実はこのスピン・グリスを開発した社長は凄い方で 
サポートをしている選手に伴走し その選手が希望
する状態にその場でオイルを調合してしまうらしいです






このケースは強い手応えを感じながら ユニット
ケースに収まって行きます






ここにスピンドルを差し込みます




そして待ちかねた様に回転状態を確認 上手くベアリングが
入っているかの確認も有りますが 始めて使う油脂類はこの
瞬間が楽しみです サラサラ感では有りませんが グリスが
纏わり付く様な重たさも有りません 手応えとしては悪くない
と思います






左右のユニットケースが取り付き B.B小物の
形にはなりました ここからもう一つ・・








この BB-7700 と言う小物はアダプターユニットの
外側にこの様な樹脂製のシールガードと言う物が
付きます これはユニットケースに装着された
柔らかなシールをこれで保護をするのでしょう

これにも方向が有り 突起が有る方が外側です
これで完成です




今回の整備に使ったスピン とても綺麗な色をしています
こう言う事って凄く大切な事だと思います 選手が綺麗な
自転車に乗りたい様に 整備をするメカニックも使う物は
綺麗な物の方がやはり好ましく思います

マイクロロンの綺麗なブルー 昔のカンパのピーナツグリス
現在の乳白色のカンパグリス それに良く似た Super Lube
人に依り思いは様々だと思いますが 少なくとも私はそう
思います





良い部品には良い油脂で気持ちを込めて・・・ その様な気持ちで何時も整備をします
この SPIN GREACE スピングリス その期待に応えてくれるのでしょうか 

実績として国内のロードチーム 愛三レーシングチーム 現在競輪で一番安定感の有る
武田豊樹選手などが使用し好成績を収めている様です そんなスピングリス オイルは
こちら 【 SPIN OIL OFFICIALSITE 】

前回の記事 【 3000km使った B.B小物 BB-7700を観察する 】

コメント (15)
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3000km 使った B.B小物 BB-7700を観察する

2013-04-08 20:31:28 | 自転車整備 B.B
新品からしっかりと事前整備をし、その後 3000km走行したオクタリンク用 B.B小物
Shimano DURA-ACE BB-7700 これの状態を見てみましょう 潤滑剤にマイクロロンを
使っていますがその状態にも興味が有ります






先日ロードレーサーから取り外した B.B小物
シマノ DURA-ACE BB-7700 新品から約3000km
走行しています






この小物は使用する前に Microlon マイクロロンの
メタルトリートメントで金属の表面処理をし ルブリカント
を使い組み付けを行いました その後 2年10ヶ月経過
しています その時の整備の様子は
【 シマノデュラB.B小物 BB-7700 分解 洗浄 】




限りなく摩擦係数を軽減し素晴らしい性能を発揮する
マイクロロンですが 今までの経験上、水に弱く
有る程度の経過年数で変質を起こす事も解ってきました
その辺りを良く観察しながら 各部を分解して行きましょう

この状態では時間が経つと色が薄くなるルブリカントも
まだ水色を保っています






左のアダプターユニット 一番最初に外すのは
樹脂製の C リング これでケース内のベアリングを
押えています






その次はボールリテーナー 我々が仁丹と呼ぶ
1/8サイズのスチールボールが 18個使われています






その次はニードルベアリングが使われています
ケースは樹脂製でニードルは 18本です




このケースに残っているルブリカントを指に
取ってみます






マイクロロンのルブリカント 組み付けた時の
感触がまだ残っています 水が回ると茶色く変色し
サラサラの手応えに変わるのですが ここまで新しい
時の状態を保っていたのには少々驚きました 
良いじゃないか・・・




右側のアダプターユニットです






この黒い部分はインナーカバーでアルミ製のユニットに
差し込まれており 少し引っ張れば抜けます




カバーの両端には Oリングが使われており これが
防水の役目をしています




右側のユニット内部 先程の左側と構造は同じです








C リングを外せばボールリテーナーが外れます
C リングは、このリテーナーが落ちない様に押えて
いるだけですが これが有るお陰で整備性がかなり
向上しています








リテーナーの奥にはニードルベアリング
しかし凄い構造ですね DURA-ACE は別物だと感じます




スピンドルは 109.5mm 赤字の L-R は私が書いた物で
本当は何も書かれていません






このスピンドルには玉押し コーンが挿入されています
指先で抜けますが全く遊びも無く凄い精度で作られています





左側も同じ様に抜けます






このスピンドル 見た目ではあまり分らないのですが
左右で約 1mm程、長さが違います それを間違わない
様に記入した赤い L-R の文字でした








自転車の回転部の中でも結構大きな力が掛かると
思われるハンガー部分 ここにこんな小さなボールが
使われているなんて驚きますがこれが虫食いも起こさず
割れる事も無く、普通に動いているのが不思議な気もします





今回の観察は B.B小物本体より私は Microlon マイクロロンの状態の方に
興味が有りました とても素晴らしい潤滑剤なんですが最近は疑問に思う事も
有り、使うのを躊躇する時も有ります 今回何度も洗車を繰り返し、使用期間も
相当長いのに この状態を保っているなら充分合格点を与えられますね

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ロードの B.B小物 シマノ BB-7700 を取り外す

2013-04-03 20:36:04 | 自転車整備 B.B
先日チェーンホイールを外したロードレーサー LATIDO ラティード
今回はこれに使っている B.B小物 SHIMANO DURA ACE BB-7700 を
取り外します





シマノ オクタリンク用ハンガー小物 DURA ACE BB-7700 とても優れた部品で
トラックレーサーにも兼用出来る商品です 今回はこれを取り外しましょう






使う工具はこれだけ モンキーレンチと
Park Tool BBT-7 ボトムブラケットレンチ 小さな物は
シマノ TL-UN74 インターナルスプラインタイプ用の
工具です






まず左側のロックリングを外します この小物はアルミが
使われているので 爪の掛りが多いパークツールの物を
使います 下の S字型と呼ばれる物はアルミにはあまり
使わない方が良いですね




この様に多くの爪がしっかりと部品に掛かります






かと言ってこの部分は工具が不安定な部分 工具が
滑らない様に注意をしながら 作業を進めます 
最初は一気に力を掛けずじわ~と行きましょう 
※ネジは正ネジです

ロックリングが外れました




次は左側の内側のカートリッジです シマノでは
アダプターユニットと案内されています






ここで使う工具がこれ シマノ TL-UN74 アダプターリムバー




工具のギザギザをアダプターユニットのスプラインに
差し込みます




工具にモンキーレンチを掛け力を加えます 
この工具も外へ逃げようとします それを押えながら
作業を進めます 部品のスプラインを傷めない様
注意が必要です ※ ネジは正ネジです






アダプターユニットが外れました ニードルベアリングと
鋼球のリテーナーを併用した とても優れた構造です








ハンガーシェルに残ったスピンドルを引き抜きます
防水シールの手応えが有るくらいで簡単に抜けます






左側の作業は終了です 右側へ移りましょう






右側のアダプターユニットは内部にスプラインが無く
外にロックリングと同じ切り欠きが有ります そこへ
先程も使ったパークツールのボトムブラケットレンチを
使います




この B.B小物は JIS規格なので 右側は逆ネジです
目一杯力を入れますが 固い・・・






ゴムハンマーを使い工具を殴ってみましたが 
本体の方が負け緩む気配が有りません この
工具で角が舐めるのは少し困ったものです






これ以上角が潰れると手が付けられなくなります
そうなる前に工具を変えてみましょう






工具の形状は同じですがこちらは シマノ TL-FC31






手の力では緩まないのが解っているので 最初から
質量の有るゴムハンマーで殴ってみます さて上手く
行くのでしょうか・・・






うひょ、外れました まあシマノの純正専用工具を
使って上手く行かなければ どうすれば良いんだ!
なんて処ですが これは工具の質の違いなのは確かです






これがシマノ DURA ACE BB-7700 とても良い
部品だと思います






折角なので使った工具の違いを見てみましょう
パークツールの BB-T7 何の不具合も無くロックリングの
切り欠きに工具が掛かっています






こちらはシマノ TL-FC31 切り欠きに工具が掛かるのは
パークツールと同じですが こちらは工具のアール部分が
ロックリングに隙間無く当たってます これの違いですね

実際使っていて工具のたわみも感じないし ビスで止めてある
プレートが凄く工具を安定させてくれます さすがと言うしか
無いですね 最初からこれを使っておけば良かったと反省!




これでチェーンホイールと B.B小物も外れました





この自転車の組み上がった姿も気に入っています 分解してしまおうかと思っていましたが
手持ちの部品でもう一度乗れる状態に組んでも良いですね それまで又保管しておきましょう

今回の工具の件 工具は幾つかの工具箱に別けて入れていますが、出し易いパークツールの
方で行けるだろうと作業を進めましたが やはりアルミなどの弱い材質の物には依り気遣いが
必要でした ちょっと反省をしないといけないですね

前回の作業 【 FSA オクタリンククランクを 取り外す 】

次の記事 【 3000km 使った B.B小物 BB-7700を観察する 】

コメント (6)
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COLNAGO 四角テーパー B.B小物の取り外し方法

2013-03-02 20:13:15 | 自転車整備 B.B
先日より部品の取り外しを行っている COLNAGO コルナゴのクロモリフレーム
今回は最近は使う事が少なくなった四角テーパーの B.B小物を取り外します
これはとても固く締まった物も多く全てが簡単に外せる物ばかりでは有りません
今回はどうなるのでしょう・・・





前回にチェーンホイールを外した コルナゴのフレーム 今回はこの CAMPAGNOLO
カンパニョーロの B.B小物を取り外しましょう




このタイプの B.B小物は左側から作業を始め
最初にロックリングから外します






ここで使う工具はこれ 一般的に S字型フックレンチ
などと呼ばれています 自転車の工具メーカー HOZAN
ホーザンからは C-205 S形ヘッドまわしの名称で販売
されています お値段は 2100円程度






この工具の使い方は フックレンチの爪をロックリングの
切り欠きの部分に引っ掛けます ここは確実にしっかりと
掛ける様にしましょう






工具はこの様な状態になります
※ ネジは正ネジです





この工具は一気の力を掛けるのでは無くじわ~と力を加えて行きます 
そしてロックリングの角を舐める事も良く有るので工具が外れ難い様に
手を添えるなどした方が良いでしょう くれぐれも怪我に注意して下さい






ロックリングが外れました




次は左ワンを外しますが 使う工具はピンスパナ
Park Tool などから出ています SPA-1 グリーン
SPA-2 レッド は共に 1500円程度 
これらの違いは先のピンの太さでグリーンの方が
やや太い工具です








ハンガー小物のワンにはグリーンを使います
この先端の小さなピンを ワンの穴に掛け緩めます
※ ここは正ネジです






今回はそれ程無理をする事なく外れました
組み付け時に塗布した油脂のお陰かな・・






手前のリテーナーを外し






ハンガーシャフトやウォーターシーフ(防水シール)
右のリテーナーなど ハンガーシェル内の物を全て
取り出します ただ引っ張れば簡単に出てきますよ






次は右側のワンを外しますが これは規格に依って
緩める方向が違います シャフトの刻印やノギスで
シェル巾を測り確認をします (左右のワンに情報が
刻まれているのですが 今回は錆びていて良く見えません
でした)

その規格を記しておきましょ
B.B小物の規格
JIS      左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm 
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ)  左右共 正ネジ 巾68mm  が有ります

ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS  1.37X24TPI
ITA  M36X24TPI
FRE  M35X1   となっています






右ワンを外す工具はこれ これは専用のしっかりとした
工具が必要です CAMPAGNOLO UT-BB030
パークツールなら HCW-4 ヘッドスパナ(何か名称が変ですが・・)
3000円程度の工具です






右ワンスパナを B.B小物に掛けます 先程、規格を
確認したらこの B.Bはイタリアンでした これの
右ワンは正ネジです 緩める方向へ力を掛けます
(この写真では手間へ引いています)

この工具の掛りは浅く良く滑ります 手をフレームなどに
挟まない様に充分注意をして下さい






全くびくともしません 工具を変えましょう
これは HOZAN ホーザン C-358 右ハンガーワン回し
10000円弱の工具です




工具をセットします この工具は先程のスパナの様に
滑る心配が無く 思う存分力を掛ける事が出来ます






しっかりとメンテスタンドとフレームを支え 
ぐっと力を加えます 加えます・・・ 固いじゃないか






メンテスタンドの上では力を加える限界が有ります
そんな時はホイールを装着 このタイヤはもう廃棄
する物ですが 通常ならタイヤの空気は出来るだけ
高圧にします




先程の様に手で緩め様としましたが緩みません
そんな時は次の手 工具を頭の大きな質量の
有るハンマーでガツンと一撃 かなりの力で殴ります




外れました 今回はまだ少し余裕が有りました
でも工具のハンドルが曲がりました・・ ちょっと悲しい(笑)








イタリアンの右ワンは正ネジで良く緩みます
それを回避するためこの様な締め付け方をする事は
良く有ります 自転車を組み立てる方法としては
間違っていないですね






これで B.B小物も無事に外せました コルナゴの
ハンガーシェルの底には大きなクローバーの肉抜きが
されています 水が入り放題ですね

全て取り外した CAMPAGNOLO RECORD の B.B小物





さて長い記事になってしまいましたね この B.B小物などは この様な荒業が
必要な時も有ります あまり気持ちの良いものではありませんがこれも整備の
一つ こんな時は躊躇しない方が良いですね

さあ後はハンドルステムを抜けば完了です でもこの作業は今回以上の事が
待ち構えていました次回をお楽しみに!

前回の記事 【 COLNAGO チェーンホイールを取り外す 】

次の記事 【 COLNAGO 固着したステムを取り外す 】

 
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