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イカとゴーヤのぬた、イカとレンコンの炒め煮、イカと里芋の煮っころがし

2013年10月23日 | 江戸飯
 イカが安かった。いつもの耳とゲソの詰め合わせ6はい分で98円。早速、大量なイカ料理といきました。
 まずは、このところ気になっていたぬたです。庭からネギを引き抜いてこようと思って、ふと考えたら、冷凍庫に乾燥ゴーヤがあることを思い出し、早々に戻して、下処理をしてぬたにしてみました、苦味もなく、酢味噌にも合ったひと品になりました。





 そして、レンコンと炒め煮にして麺汁で味付けをした物。レンコンのパリパリとした食感はたまらないですね。





 こちらは晩ご飯用の仕込みです。定番の煮っころがし。お気付きの方もおられるかも知れませんが、このブログで里芋は登場するのは初めてではないでしょうか。記憶があやふやですが、もし登場していたらそれは市販のお惣菜です。なぜかって? だって里芋を調理したのは、数十年振り(年がばれますが、そうとうな年月です)だからです。
 子どもの頃、台所の角で、里芋の子ども(大きな芋に小さな子分みたいなのがくっ付いているでしょう)を、包丁で取っていて、と言ってもお手伝いではなく、誰も気付かない間の悪戯と言うか、出来心と申しましょうか…。
 本当に幼い頃だったので、里芋がぬねるなどとは考えも及ばず、つるりん…。左手の人差し指の先が皮一枚でくっ付いている状態でした。指先は神経が過敏なので痛いの痺れるのって。
 既に診療時間外ではありましたが(昔の個人医院は、結構気軽に夜中でも対応してくれました。もちろん時間外料金など取りません。医師もプロ意識を持ちながらも、町のお医者さんといった慈悲に溢れていましたよね)、近所の行き着けの外科に担ぎ込まれました。あれから数十年、里芋は私のトラウマです。食べるのは好きですが、調理が出来ない。
 しかし、まあ、数十年も経ったことでもあるし、もう里芋はぬめって危ないと分かっているし。細心の注意と集中力をもち…いえいえ、決して包丁は使わずに、茹でてからつるんと指で剥いて、残った皮は、指で剥がしました(笑)。
 そして、数十年前の私の指がどうなったのか…。幸い骨のない先っぽを1センチから5ミリくらいに斜めにすぱっと切ったので、下から肉が盛り上がり、数カ月後には古い皮がぺろりと剥がれ完治しました。
 それでも詰めにや指先には、傷跡があります。そして、良く分かりませんが、ほかの指の爪よりも成長が早いのが特徴です。
 そんなこんなの渾身の煮っころがしです。盛り付けた様子はまた明日。







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