遊んだらいいじゃない!

平凡なサラリーマンの週末日記や映画鑑賞日記です。自分の活動の備忘録として記事を書いていきます。

家映画 - 第9地区

2012年03月16日 | 映画
http://d-9.gaga.ne.jp/

何を見て、何を感じる映画かが全く分からなかった。

なぜエイリアンが都市に住む設定なのか、なぜその都市がアメリカではなく、南アフリカなのか。

穿った見方かもしれないが、アフリカに見られるスラム、人種差別、武装集団の虐殺といったイメージをこの映画のテーマとするため、南アフリカを選び、対象をエイリアンとすることで、間接的に擬人化しているように見えた。

エイリアンの登場、そしてクリストファージョンソンがなぜ他のエイリアン達を去ったのか、という謎の意味も理由も明らかにされず、ますますエイリアンの意味が不明だった。

馬鹿でかい宇宙船でやってきたことから、高度な技術を持っているはずのエイリアンが30年弱の時を経ても家一つまともにない生活を送っている、という進化のない設定も単なるSF映画ではない何かを表している、と思うのだが。

アカデミー賞4部門ノミネートの作品らしいが、その秀逸さはよく分からなかったが、唯一感じたのは、人間の残酷さ、という点だけ。

うむー