真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

知的財産権

2010年05月15日 | Weblog
やはり中国にはまだ知的財産権保護の考えはないのだろうか?新聞記事に「万博グッズ コピー堂々」とあり、写真の説明には、にせ物の「海宝」を万博会場前で売る大学生と書いてあった。

万博の公式マスコットキャラクター「海宝」のぬいぐるみや携帯ストラップなどの万博関連グッズのコピー商品を売る露天商が万博会場前に繰り出しているそうで、中国政府が取り締まりを強めていても、余り効果がないらしい。

何より驚く事は、大学生がコピーグッズを平然と売っていることだ。学生はお金が無いのでコピー商品を大量に仕入れて、大きなバックパックに詰めて会場付近で売っていると言っていた。授業料に足しにしたいらしいのだ。

中国にはコピー製品が氾濫し、ビルの建物一棟まるまるコピー製品だけを売るビルもある。そこには日本のメーカーが新製品として売り出した商品が1週間もすると、コピー製品として売り出されると言うから凄い。

輸入品であってもこうなのだから、Made in Chainanoなんかどうってこと模倣品を造り出しお手の物だろう。まねされる側はたまったものではないが、警察も取り締まりを強化しようにも、余りの規模の大きさにどうしようもないらしい。

北京オリンピックから始まって、上海万博で中国のコピー文化のイメージを一掃したい政府だったのだが、全く効果が上がらない。

中国人には倫理観はないのかなと思うのだが、そう言うと、彼らは「中国人が作った漢字を無断で使っていても何も文句は言わないではないか」と言い出すから、彼らにとっては、日本人が漢字を無断で使っていると思っている限り、コピー製品はなくならないだろう。

でも、中国が世界の経済大国になった時、こんな倫理観のないビジネスをしていたらと思うとぞっとする。
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