真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

秋葉原も様かわり

2024年06月01日 | Weblog
秋葉原が最近変わってしまったらしい。10~20年前の秋葉原は雑多で魅力があったが、それが無くなってしまったという。私の世代にとっては、電気街のイメージだった。その後「オタク文化」の象徴になり、そう言う人たちが、今、街から離れてしまっている。

秋葉原で、2020年以降に閉店・休業した主な店舗は、22年1月に「ガンダムカフェ」など4店舗、同8月31日に中古漫画販売「とらのあな 秋葉原店A」、23年12月6日にホビーショップ「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」、24年3月31日「肉の万世」秋葉原本店だ。

秋葉原といえば、「肉の万世」本店だったのに、シンボル的な店が、どんどん消えている。今は、メイド喫茶から鞍替えした「コンセプトカフェ」は増えた。これは「特定のテーマを取り入れて全面に押し出す」営業をしているカフェやバーを指す。

秋葉原のコンカフェ・コンセプトバーを検索できる「コンカフェちゃん関東版」に登録されているのは、219店に上るそうだ。 店が入れ替わり、秋葉原を象徴する建物が無くなっていて、サブカルチャーやオタクなど『オタクの秋葉原離れ』がある。

その要因は、2010年頃からのJR秋葉原駅周辺の開発で、画一的な駅前になったことだ。 秋葉原自体が観光地化したことで、街の変化と共に居場所や心地よさが損なわれた。

他方、10~20代の「推し活需要」の点から考えると、テーマカラーの商品を買う「推し色消費」ができるコラボカフェやイベントが、原宿や東京スカイツリーで開催されることがある。

推し活を含めた『オタ活』全般をする人口は増えているため、関連の市場の規模が大きくなっている。また、秋葉原以外の地域でその需要が満たせるようになっていることもある。

ランドマークのような施設が消え、通信関連や電子部品販売の小型店が次々と姿を消した秋葉原に、こうした店を目当てにしていた人々の足が向かなくなっていることは確かだ。

上野から秋葉原を車でお茶の水に向かって走っていたら、男性の大集団が移動しているのを見た。その時我が目を疑うほどの大集団で、この人たちは何をしに秋葉原に来ているのだろうと思ったものだ。




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