真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

埼玉・共学化論争

2024年06月23日 | Weblog
差別の中で、戦ってきた団塊世代の私は、いまNHKで放映されている寅さんの時代と、50年前の私の時代と何ら変わりはなく、100年以上経っている現代社会でも男女差別が遅々として進んでいないことに驚くと共に、何とも悲しい現実だと思う。この国は一体何を考えているんだろうか?

今、埼玉県で起きているのは公立高校の共学化論争だ。別学と共学にそれぞれに良いところがあると私は思っている。それは別学は私立学校に許されるべきことで、公立学校は公費で運営されているのだから、女子が進学したいという気持ちがあるのに、進学できないのはおかしい。

さらに、男女差別はおかしいし、別学で学ぼ損ねたものだってあるはずだ。民主主義におけるリーダーの育成を考えれば、共学にして広い視野を持つべき人材を育成すべきだと私は思う。

埼玉県では別学の公立高校が特に多く、群馬県や栃木県にも多い。異性との関係に悩んで男女別学を選択している高校生もいる。男女対等の環境を学ぶために、公費で経営している学校だからこそ共学にすべきだという議論もある。

埼玉県内で飛び抜けて良い進学校に男子だけの浦和高校があり、女子が行けないのは差別になるという論争だ。他方、公立の埼玉の女子高校の全員が知っている言葉は「出る杭は打たれないという」言葉だ。女子校の強さは、全て女子で自主性を持って女子がやるという強さが身につくという。

宮城県で男子校を共学にして、そこで学んだ女性は、入学後違和感があったと話す。自由を求めて入学したのに、男子だけに許されている部分がたくさん残っていたそうだ。男女に校門はは開かれていたのに、校内には男女差別がたくさん残っていて、それが女性としての劣等感を持つのだと言った。

地方の女性は学びたいところで学んでいない人が多いのではないかといった意見もある。圧倒的に女性が地方から東京に来る数は減っていて、女子には浪人は許さない、女子は地元の大学に通うべきだいう風潮が多々あり、今の時代にあっても行きたい大学に行けていない女性が多いのではないかという。

男女の差があるとすれば、能力ではなく体力で多少差があるかもしれないと私は思う。だから、能力的に男女差はないのだから、女性だからできないのだろうという意識を改革することだ。 

それには、まずは政治家のおじさんたちの数を減らして、女性議員を増やすことから始めなければならない様に思う。

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