昨年10月末に韓国ソウルで会議があり、木浦で式典があって出席した。仁川空港からソウル市内への移動には高速バスで行ったのだが、中心部から汝矣島方面の会議場まで行くと、高層ビル群が立ち並んでいた。
ソウルでは、高層アパート群が立ち並んでいても洗濯物を外に干しているのを見たことがない。外から垣間見えるのは、サンルームみたいなところに洗濯物を干している様子だ。
日本では、天気が良い日は洗濯物をベランダに干すという人が多いけど、韓国では、天気が良くても部屋干ししていることが多い。洗濯物は部屋干しするのが一般的で、ベランダに洗濯物を干すという習慣がないだけでなく、そもそも、ベランダ自体がない。
きっと寒い国だからだと思っているのだけれど、二重窓になっていたり、窓が開かない仕様になっていて、ベランダというよりもサンルームに近い。ここに洗濯物を干す。
韓国の場合、冬場は床暖房である「オンドル」が使われるので、部屋の中がとても暖かく、洗濯物もすぐに乾くし、今は、共働きの家庭も多いため、最近は乾燥機を使う家庭が増えている。
地方に行けば、洗濯物を干している様子が窺えるが、ソウルでは、高層ビルばかりだ。いつも驚くのは、エレベータに乗ると地下７階とかある。地下７階までどうやって掘るのだろうと思うと同時に、怖いと思ってしまう。韓国はデパートやビルの崩壊が起こるし、手抜き工事が多い国でもある。
日本の様に地震が頻発する国からすると、地下７階まで掘削したら地盤が緩くなるんじゃないかと心配になる。最も、韓国は土地も狭いから上に伸びるか、下に伸びるしかないと言うこともあるかもしれない。
つい最近開通した金浦空港と仁川空港への高速電車は、ソウル駅から地下７階が出発駅だった。それにしても、地下７階は怖い。仁川空港駅までは地下鉄だったけど、地下７階辺りの深さで走っているのかと思ったら、落ち着かなかった。
