神戸の空の下で。~街角の歴史発見~

足かけ8年、150万PV突破。「近畿の史跡めぐり」のサブタイトルも、範囲が広がったために少し変更しました。

京都・八神社。

2007年11月07日 | ◇京都府 -洛東
諸願成就・開運招福・厄除

八神社

(はちじんじゃ)
京都市左京区銀閣寺町26




銀閣寺に入る前に、ふと左手に目をやると、八神社の鳥居を見つけることが出来ます。


〔御祭神〕
高御産日神
(たかみむすびのかみ)
含め8柱

十禅師大明神
(じゅうぜんじだいみょうじん)
相殿


 京都市バスの銀閣寺道停留所を降り、銀閣寺を目指して琵琶湖疏水の一部である鹿ヶ谷疎水沿いの哲学の道をひたすら東に進んでいくと、土産物屋などが並ぶ商店街の突き当たりに、銀閣寺の総門へと続く蟹真黒の石畳へと辿り着きます。このまま銀閣寺へと入る前に、視線を左に向けてみると、小径の向こうに石造りの明神鳥居が建っているのが見えます。ここが、銀閣寺の鎮守社とされる八神社の境内です。





二の鳥居の右奥には摂社・雨之社が建っています。



 創建年代は明らかではありませんが、社伝によると大同年間(806~810年)の頃に建てられたとも、延喜年間(901~923年)に建てられたともいわれています。昔は八所大明神十禅師大明神と呼ばれていたようです。現在も社殿には八所大明神で祀られていた高御産日神をはじめとする8柱の神々が祀られ、相殿には十禅師大明神が祀られています。なぜこの神々が祀られるようになったのか、その由緒は定かではありませんが、銀閣寺が建てられる前にこの地域に建っていた天台宗寺院・浄土寺の名前から付けられた浄土寺村一帯の産土神として、人々の厚い崇敬を集める神社であった事は確かなようです。





石段を上がると正面に鎮座する稲荷社。ここから左へと曲がる石段を登ると本殿です。



 二の鳥居の脇には雨之社が鎮座し、社殿へと続く石段の途中には、五穀豊穣の神・稲倉魂命を祀る稲荷社が草木鬱蒼と茂る薄暗い境内に鮮やかな朱を添えています。ちなみに本殿に祀られている8柱の神々とは、高御産日神(たかみむすびのかみ)神産日神(かむすびのかみ)生産日神(いくむすびのかみ)、足産日神(たるむすびのかみ)玉積産日神(たまつめむすびのかみ)大宮売神(おおみやめのかみ)御食津神(みけつかみ)事代主神(ことしろぬしのかみ)の8神です。





石段を登った先に建つ社殿。向かいには舞殿が建っています。


アクセス
・JR「京都駅」下車、京都市バス5系統・203系統「銀閣寺道」バス停より徒歩5分
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拝観料
・境内無料

拝観時間
・常時開放







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2 コメント

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藤女子高校33回生同期会 (永井征男)
2011-08-14 21:27:47
本日(2011.8.14)藤女子高校第33回同期会に出席して来ました。あなたの妹の堀口優子さんに会いましたよ。永井征男
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Unknown (きみー)
2011-08-14 23:20:07
コメントいただき、ありがとうございます。
残念ながら、うちには妹がいないので誰かと間違えられていますが、これも何かの縁、これからも当ブログをよろしくお願いいたします。
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