ベルばか日誌

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眼鏡にトライ

2009-03-03 15:49:02 | ベルばか日誌
私が初めて眼鏡をかけてみたのは、高校を卒業した直後です。

高校を卒業した春休み、バイトを始めた某所は山の上にあり、行きは自転車を押してハアハアいいながら上るのですが、帰りは猛スピードで下りてきます。
下りてきた後、ものすご~く目がかゆくなるのです。

そう、花粉症です。

25年以上前ですから、今のように花粉症は認知されていませんでしたが、なんとなく眼鏡をかけたら症状が軽くなるような気がして、私はバイト代で素通しの眼鏡を買いました。
確かにこれかけて自転車に乗ると、目がかゆくなりにくい。

でも。

眼鏡って、なんてうっとおしいんでしょう。
常に鼻や耳の上にものが乗っている状態って、こんなにウザいんだ~。

ここで初めて、眼鏡をかける人の大変さの片鱗がわかった私。


この後、春休みが終わってバイトも辞め、花粉症の時期も過ぎ、私は眼鏡をやめました。

 
大学に入学し、今度は本当に眼鏡の必要性を感じるようになりました。
大学では、大講堂での講義があります。
この講堂で後ろの方の席に座ると、黒板の字が全く読めないのです。
隣の席の友達に聞くと、「××」って書いてあるよ、なんて教えてくれますが。
こんなんじゃ、困るよね。
私いつの間に目が悪くなっちゃったんだろう、やっぱり眼鏡作った方がいいかな。

で、目医者に行き、度の入った眼鏡を初作成。

けれども、それほど強い近視ではないらしい。
大講堂の黒板は見やすくなったけど、日常生活では眼鏡なしでも変わらない。

・・・それに大講堂の授業って、大抵サボっても単位が取れるようなどうでもいい(殴!)講義なんだよね。

折角眼鏡を作ったものの、大して使う機会もないまま、3年に進級するとゼミに入り大講堂の講義も受けなくなり、眼鏡はお蔵入り。

運転免許取得の時には「眼鏡等」の条件で取りましたが、ず~っとペーパーだったし、最近は極力眼鏡なしで更新しますからね。
今は「眼鏡等」の条件なくなりました。


そんなわけで、社会人になっても、なんとなく遠くの字は見にくいけど日常に支障はなく、眼鏡とは無縁に生きてきました。


私は知らなかったのです。
年を取ると、否応なしに、眼鏡のお世話になるのだ、ということに。


つづく

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