ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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く 首飾りの代金払ってね

2011-05-09 17:08:45 | カルタ
言わずと知れた、首飾り事件ですね。

解説本によると首飾りの価格は160万リーブル、現在の日本円にして192億円。
原作では、初めに宝石商のべメールに首飾りを勧められた王妃様は、
「160万リーブルもあれば大砲を60門積んだ軍艦が2隻買えますもの」
と断っています。

192億円、書き下すと
¥19,200,000,000.-
ゼロがいっぱい、私のような庶民には、非現実的な金額です。


私は今まで10か所の職場で働き、そのうち4か所、経歴の一番長いのが金融機関です。
ですが現金を扱う仕事はしたことがなく、ひたすら伝票上、つまりはオンラインで、他人様のお金を右から左、左から右に動かしていました。
オンラインで、そしてバブル当時の法人の融資などは金額も大きく、千万、億単位の金額は普通でした。
扱っている方としては、お金という感覚ではなかったですね。
ただひたすら「○枚の伝票」として、モノとして扱っていました。
小切手や払い戻し請求書なども扱いましたが、金額の大小にかかわらず事務的に処理。

ですが1度、額面60億円の小切手を手にした時には、ちょっと考えました。

¥6,000,000,000.-
60億あったら、1年で1億円使っても、平均寿命まで遊んで暮らせるよ。
このまま、この小切手を持って走って逃げたら・・・?
でもあたしの浅知恵じゃあ、すぐ捕まって、クビになって、人生棒に振るだけだよね。

悪女ジャンヌとは違って、小心者で真面目なOLだった私は、もちろん悪いことはせず、通常に処理を終えたのでした。


ところで少し前テレビを見ていたら、三陸で、線路や駅舎に津波による被害を受けたローカル鉄道は、復旧に少なくとも100億円はかかる、と試算されているそうです。
そうか100億か、でも復旧が必要なのはローカル鉄道だけじゃないし、お金は何百億あっても足りないね。

そして思わず、何の意味もない妄想をしてしまいました。
「160万リーブルもあれば津波で被害を受けた鉄道が復旧できますもの」


報道では、芸能人や財界人の方が、億単位の義援金を寄付なさっているなどと耳にしますが。
一介の庶民の主婦には、生憎億単位のお金は手元にありません。
生協で、注文書で義援金1口百円を受付しているので、焼け石に水?と思いつつも、毎週注文書を書くときに数百円ずつでも入金することにしました。