馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

殺されそうになった(3)。信用金庫職員が夜事務所に侵入籠城その後。

2021-12-21 08:30:46 | 日記

続きです。
警視の指示通り、事務所のカバン、コートを置いたまま
自宅に戻った。
私の携帯電話が鳴る。
表示は私の会社名が出る。
何回も鳴る。
午前2時 電池切れ。
後に何故、多田政則が弊社の電話で架けたのか判明。
多田政則個人の携帯電話で架けると証拠が残るからだ。
朝8時、芝信用金庫日本橋支店に電話。
鳴るだけ。
8時半 やっと出る。
多田政則が勤務する江古田支店の電話番号を聞き出す。
江古田支店に電話する。
多田は営業に出ましたの返事。
私は直ぐに身支度をして事務所に向かう。
10時 鍵がロックされていない事務所に注意深く入る。
机にメモがある。
そのメモを持って芝信用金庫日本橋支店に向かう。
支店長に面会を申し込むが会議中であると断られる。
「緊急だ、私の預金を横領した件だ」
「至急 取り次げ」
職員の案内で2階支店長室へ
不愉快な表情で私を見る。
私は 多田政則のメモを無言で差し出す。
支店長の顔が蒼白に変わり歪む
「何て馬鹿なことしゃがって」
副支店長を呼ぶ。
私の携帯電話が鳴る。
表示は多田政則個人携帯電話番号。
直ぐに切る。
再び鳴る。
支店内に緊張が伝播。
近くにいるようだ。
支店長は、本部に連絡を取る。
副支店長と私は弊社事務所に向かう。
他職員は近辺を探し警戒する。
一報が入る。
多田政則が銀座通りをバイクで通るのを発見。
多田政則は気付き
バイクを逆走して逃亡。
職員が追いかける。
多田政則は弊社事務所の非常階段を駆け上がる。
6階の事務所の扉が開く。
多田政則が現れる。
副支店長が怒鳴る。
下から職員が来た。
取り押さえる。
支店に連行される。
正午、デザイナー女性が到着。
これから、ビッグサイトで展示会の会議に出席。
二人でゆりかもめに乗車。
車内で携帯が鳴る。
見知らぬ電話番号が表示。
スイッチONにする。
電話の声は多田政則だ。
直ちに切る。
何故?
後で分かったのだが、個室で取り調べ中に
多田政則が一人になった時、室内電話で架けたのだ。
もの凄い執念。
ゆりかもめ線はゆっくりと高架鉄橋を
曲がりくねりしながらフジテレビを通過する。
デザイナー女性は海を黙って貨物船が停泊する海を眺める。
私の心身は、胃の中では蝶々が暴れ回り痙攣していた。
ビッグサイト会場で出展業者の場所決め抽選だが
気もそぞろ。


翌日 同期が勤務する警察署に向かった。
偶然の事だが横領犯多田政則が居住地が管轄だった。
刑事が言った。
多田政則が籠城して書置き文を
副支店長が持ち帰ったことを告げると
刑事の目が鋭くなった。
「直ぐに取り返しなさい
刑事は、証拠隠滅の恐れがあるので
至急取り返しなさい 指示される。
隠蔽したなら、支店閉鎖して佐藤副支店長を逮捕する と告げる。
佐藤副支店長 渋々、書置きメモだけを持参。
危なかった。
まだコピーもしていなかった。

佐藤副支店長 渋々、書置きだけを持参。
何故 このような籠城事件になったのか
遡って書かねばならない。
定期預金が少額記載に気付いたのは前年末であった。
多田政則から次の担当者に定期預金の違いを述べた。
折り返し電話で、「多田政則から、社長が使った
残りを定期にしてくれと言われた」
呆然とした。
「社長は忙しく幾つもの通帳を持っている」
「勘違いですよ」
全く取り合わない。
しまいには、「脅迫恐喝しているのか言い放った」
確かに 払い出し伝票には、私の手書きサインが残っている。



多田政則はその伝票を持ち帰り
少額だけを定期預金作成したのだ。
何冊もある通帳を多田政則が返しにきたが
記載内容は確認しなかった。
信用金庫職員が、善意の預金者の通帳を偽造するなどありえないからだ。


後に、支店内には、そのような犯罪事実の資料としてコピー保存されていない。


従って、後の歴代支店長は、曽根和行詐欺事件は知っていたが


多田正則の横領事件は知らない。





全くの管理監督を怠り、善良なる取引者を恐喝扱いにして


危機に陥れたのだ。
数日後、心身の疲労で風邪で寝込む。


下記が 身勝手な置手紙だ。




続く。