ふりかえれば…まろ

まろやパンダは最近露出が減ってますが、時折更新されてます。

文字通り「お雑煮」なおはなし

2005-01-05 | 美味
ものすごく遅れ遅れだけど。
きく家のお正月のおはなし。

きくの家にも年末年始の恒例となっていることがいくつかあります。
そのひとつが、大晦日の朝、お餅をつくこと。
炊くのもこねるのも器械がやってくれるのですけど。
丸めるのは父のお仕事です(冷めてきたら私もやります)。
お鏡餅、丸餅、大福、のし餅・・・。

ここで重要なのは「大福」。
なぜ重要かといいますと、きく家では、父と妹ちゃんが、お雑煮に大福を入れるからです。
え? 大福? 甘いのよ? と思いますわね。
ええ。私も。変なの。と思うのです。
でも、父は子供のころから大福をお雑煮に入れていたのですって。
ちなみに父は香川の出身ではないんですよ。九州なのです。

お雑煮はすまし仕立てで、各種お野菜の他に寒ブリの焼いたのが入ります。
寒ブリは信州出身の母のやり方。子供のころは年に1度のお楽しみだったのですって。

そんなわけで。父と妹ちゃんのお椀の中には、少しあぶって表面が香ばしくなった甘い大福と油の乗った寒ブリの塩焼きが入っているわけで・・・。
エモイワレヌ不思議な椀になるわけですよ。
(母と私は普通の丸餅。すこーし焦げるくらいに焼いてぷっくり膨れたのを入れますよ。この香ばしさがブリとも合うのです。)

でもこの年末年始は初めてお餅を買ってきました。
両親とも風邪をひいてしまい、おまけに私も少しもらって体調をくずしてしまったので。文字通り寝正月でした。
あ。ちゃんと大福も買ってきましたよ。
コメント (10)
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