ふりかえれば…まろ

まろやパンダは最近露出が減ってますが、時折更新されてます。

おしらせ

2008-08-24 | 日常
いつも遊びに来てくださっている皆様。
ありがとうございます。

突如として更新し始めて。一週間がたちました。
既に中欧に行ってからは一年半が経とうとしていて。
内容としては古すぎるのでは…という思いもあるのですが。
なんとなく。プラハまで辿り着きたいなと思っているのです。

じつは明日からまたちょっと書けなくなります。
でもまた戻ってきますので。気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

中欧への旅35~クンストハウス・ウィーンへゆく

2008-08-24 | 【遠足】中欧

夕刻。クンストハウス・ウィーンを訪れましたよ。
前日おとずれたヴァッサーハウスの近くにあるフンデルト・ヴァッサーの美術館。

ヴァッサーのデザインの中では比較的おちついた感じもあるけれども、
やっぱり周りの建物との違いは際立っていて、
離れた場所からもすぐにわかります。

ただヒトコト「市松模様」なんて云っておしまいにはしたくないような。
モザイク。みたいな。パズル。みたいな。
どこか落書きのように自由で。でも独特のリズムがあって。とっても素敵。
曲線や凸凹は外観だけではありません。
建物内部も細部にいたるまでつくりこまれていて。

何度も何度も同じ場所を行ったりきたりしても。
そのたびに新しい発見がある。
同じ場所なのに立つ場所で見え方も違う。
そんな場所です。

建物の裏はお庭が広がっていて。

カフェも併設されています。

さすがに夕闇がせまろうとする時間でしたので。
お外でお茶をしている方はいらっしゃらなかったですけれども。

地元の方らしき方々がちらほら。

カフェは日差しがいっぱい差し込んできそうな温室。
緑がいっぱいです。

私はアインシュペナーを。
(日本のウィンナーコーヒーの甘くないもの)

相方くんは紅茶を。
(こちらの紅茶はブレンドティーが一般的)

あぁ。なんだか一日が長くてとっても満ち足りた気持ち。

なごりおしくって。何度も何度も。ふりかえり。
波打つ塀に後ろ髪をひかれながら。ホテルへと戻ったのでした。


関連記事
■フンデルトヴァッサー・ハウス

中欧への旅33~ウィーンの親切な皆様へ。

2008-08-22 | 【遠足】中欧
ウィーンといえばやっぱりカフェ。ですよね。
ということで事前学習は怠りませんでしたよ。
旅好きな友人からもたくさん教えていただいていました。
美味しいところ。素適なところ。だのに・・・。

相方くん。ノタマイマシタ。
「なんかがっつり食べたい」
「ガイドブックに載ってないとこに行きたい」
「行きあたりばったりで日本人が居ないところ」

そして訪れたオープンカフェ。
お外で食事しても全然寒くないあったかさだったので。

たぶんファミレスみたいなところ。
女子ズだけならたぶん絶対に行かないタイプのお店。
でも写真入りだったのでイメージはつきやすい。親切ですね。

いやー。おいしかったですよ。
がっつりでした。
とっても食べきれませんでしたよ。あはは。

さて。日本人は誰もいないお店。
こんなときこそ指さし会話帳の出番です。
相方くん「ツァーレンビッテ」(お勘定おねがいします)
お。一回で通じたー!と喜んだら。
若いウェイターさん。
にたーっと笑って、わざとめっちゃ早口で金額をノタマイマシタ。
いじわるー。
でも。もう一度。にたーっと笑って。
紙に書いてくださいましたですよ。
こんな現地の方とのやりとりも楽しい。
(というか、そういうやりとりをしている相方くんを見ているのが面白い)

おなかもいっぱいになったところで。
ウィーンのまちなかをてくてく。
どこを歩いても楽しいです。
ウィーンはやっぱり好きだなぁ。
やっぱりチョコのお菓子は買いたいなぁ。
そんなことを話していると・・・。

相方くん。ノタマイマシタ。「やばい。きた・・・」
でも。なぜか御トイレが見つかりません。
冷や汗も出てきたー。やばい。
これはホテルに飛び込むのが早い!
ということで。
運よく日本語の通じるポーターさんがいらっしゃったホテルを見つけ。
御トイレ貸してくださーい。
そして。フロントにダッシュダッシュ。
といれ。どこ。身振り。手振り。
(人は焦ると指さし会話帳を持っていることも忘れてしまうようです。)
(しかも身振り手振りが何故か通じるのですね・・・。)
フロントの方に「2階だよ」と教えてもらいつつ。
そして笑われながら「いってらっしゃい!」と手を振られる相方くん。
笑っちゃいけないと思いつつ。ついつい私も笑ってしまう・・・。

そして。しばし。お時間をいただきまして。スッキリ!
ダンケ!と手を振る相方くんだったのでした。
ああ。親切なウィーンの皆様。ありがとうございました。

中欧への旅32~やっと出会えたよ。クリムトに。(レオポルドミュージアムにゆく)

2008-08-21 | 【遠足】中欧
ほとんどの美術館がおやすみだった月曜日のウィーン。
あきらめきれなくて訪れたのはレオポルドミュージアム。
クリムトがお出迎えです。うれしい・・・。
クリムトの作品は多くはないけれども、ほんものに出会えたーという感慨でいっぱい。
(ちなみに相方くんは「クリムトはよくわかんない。きもちわるい。」って云いましたよ。しかも途中から飽きてちょっと不機嫌に・・・。)

レオポルドミュージアムはエゴンシーレのコレクションが充実しています。
エゴンシーレには特別の思い入れはなかったのだけれど、たくさんの作品を見ていると、来てよかったなぁと思えたのでした。
暗いコレクション室でシーレの作品に熱心に見入る学生さんが何人もいらっしゃいました。
これから世の中に作品を発表していく人たちかもなぁなんて、思いをめぐらせてみたりもしましたですよ。

さて。ミュージアムカフェに行きましたよ。
メニューを見て。
相方くん「飲んだことないのを試してみたい」とのたまいまして。

やってきたのは怪しげな色をした飲み物。
なんとも化学薬品っぽいお味でしたです。
私はメランジェ。


帰るとき。
クリムトだったところがシーレになっていましたですよ。

雨のしずく

2008-08-17 | 散歩
最近スコールのような雨の降り方が多くなっていて、全国各地で多くの被害が出ていますね。
これまでの各方面での取り組み方を見直し、今までとは違った形での水に対する考え方や備え方を取り入れた柔軟な対応が急務となっているように思います。

私の家の周辺も昨年の秋に局地的に浸水しました。
そのとき私はちょうど病気で寝込んでいたので、家の前の道が水没していたことしか知らないのだけれども(だからこのブログでもその当時のことは書いていません)、周辺はちょっとした騒ぎでした。
もともと海抜ゼロ地域なので昔から備えをするべき地域としてとらえられてはいるのだけれども・・・。

それから何となくやっぱり水が怖いです。
夜おそくなることが多いので、家の中にひとりで居ることというのは滅多にないのだけれども、先日、たまたま広い家の中でひとりで2時間ほど過ごすことになりました。
その夜は、ひどい雷で。そのうちすごい風と雨になって。
あんまり怖かったので。
すべてすべて閉めきって。
なんとなく息をひそめながら。過ごしたのでした。

せまい家のときにはあまり感じないのに。広い家の中でだと感じてしまう。
あの独特の所在なさというのは。なんともいえない気持ちになるものです。
孤独というのは、ひとりのときに感じるものではなく、周りがあって初めて感じるものなのかもしれません。

木々が嬉しいと感じるくらいの。そんな雨だといいのにな。
夜半の雨の音を聞きながら思っています。