ふりかえれば…まろ

まろやパンダは最近露出が減ってますが、時折更新されてます。

光の海へ~ひみ獅子舞ミュージアムにゆく5~

2006-02-26 | 遠足

暗闇の時には。黒い壁と小屋組と。
浮かび上がる獅子頭と。羽織と。


明かりが灯ると気づく。
展示スペースの上部には。集落名がずらり。

かつて190あまりの集落で行われていた獅子舞。
現在では110あまりの集落で行われている。

展示されている天狗面や獅子頭は。
すでにその役目を終えたものたちなのだ。

獅子や天狗の表情がひとつひとつ違うように。
この集落のひとつひとつに固有の記憶がある。
そして。記憶を常に今に変えてゆけるのは。人だ。

立山連峰が見ゆる。光る日に。


参考サイト
ひみ獅子舞ミュージアム
■設計者 栗生明氏(関西建築見学会サイトより)
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受け継がれゆくもの~ひみ獅子舞ミュージアムにゆく4~

2006-02-24 | 遠足
白い近代的な外観とは対照的な。
松の黒壁の世界。

階段席とお座敷席が囲んでいる。
やわらかな土の実演空間。

色とりどりの着物で妖艶さを増す。この闇の静けさが。
「けんか獅子」と称されるほどに激しい。
氷見の獅子舞を。ひきたてるのだと。

ミュージアムであり公民館でもあるこの場所は。
1935年に建てられた上庄小学校。
今は。屋根だけが。覚えている。

歴史は。こうして。形をかえて。
また。新しい時代の。光を浴びる。
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闇の中から~ひみ獅子舞ミュージアムにゆく3~

2006-02-24 | 遠足

まるで。鏡花の世界を。見ているようだと。
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公民館ですから~ひみ獅子舞ミュージアムにゆく2~

2006-02-22 | 遠足

獅子とくれば。もちろん天狗。

おとずれたのは「ひみ獅子舞ミュージアム」。
富山県氷見市は獅子舞で有名な町なんです。
実家に帰ったときに、たまたまお会いした氷見出身の方に。
訪れることがあったら、ぜひ!と熱く熱く勧められていたのでした。

ミュージアムという名前なのに、もひとつ看板が見えますよ。
なんと「上庄公民館」です。

こちらのミュージアム。
昨春に「ひみ田園漁村空間博物館事業」の拠点施設として、
上庄公民館に併設されたものなんだそうですよ。
外から見ると。ミュージアム?と思うのですが。
中がとっても素敵なことになってるのです。
さぁ。中へご案内しますよ。

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熱きところに~ひみ獅子舞ミュージアムにゆく1~

2006-02-20 | 遠足
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「かぶす汁」なるもの

2006-02-20 | 美味
先週、おでかけのついでに富山県は氷見に寄ってきましたよ。
「ぶり」で有名な氷見。ぶり大根とともにいただいた昼食は「かぶす汁」なるもの。
漁師料理で、鼻にかぶる(→転じて「かぶす」)くらいに大盛りにしていただく味噌仕立ての汁物。
大きなどんぶりの中に入っているのは、ワタリガニのほか、いっぱいのお魚たち。カワハギやアジなど、数えてみたら8匹も入っていました。
汁物じゃなくて、もう立派な鍋料理です。
おなかいっぱいです。

ついでに。衝撃のお醤油。

その名も「マイアミ」というホテルのお醤油。
氷見をご存知の方はきっとわかっていただけると思うのですけれども、氷見とカタカナの「マイアミ」ってなんだか結びつかないのですよ。
どうやら「前網」という漁法から来ている名前らしいのですけれどもね。ふふ。
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朝の光の中で

2006-02-19 | 散歩
ふわふわ。さくさく。
新雪は。まるめても。まるめても。
手のひらから。こぼれおちてゆく。

やっとの思いの。
ちいさな。いびつな。雪だるま。

春近づく。やわらかな。朝の光の中で。
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18歳だった

2006-02-19 | 
大学入試の時期になると。いつも思い出すことがあります。

つねに正露丸糖衣Aを携帯していた冬。
わたしは大学を受験しました。

行きの電車。

はじめての。郷愁をさそう。雪のちらつく米原駅。
ホームには。おべんと売りの。おいちゃん。
柳行李を肩から前にぶらさげて。これまた郷愁。
うれしげに買ったのは。
竹の皮に包まれたおにぎりのお弁当。
北陸線は。なんだか。東海道本線とは。ちがう。予感。
トンネルをぬけると。まぎれもなく。そこは。雪国。
わくわく。わくわく。

試験を無事に終えて。

帰りの電車のなか。 アナウンス。
「つぎは。近江今津です。」

・・・え?どこ?
行きにはそんな駅名はなかったよ。
そういえば。みえるはずと反対に。
行きと同じ方向に。雪山が見える。

や、やらかしたようです。
間違えて湖西線に乗ってしまったようです。

ココロの中ではおろおろおろおろ。
でも。京都まで行けば、新幹線沿線まで出れば。何とかなるさ。

京都駅から実家に電話したら。父が大笑いしました。
笑い声に。ほっとしたのでした。

同じホームから。違う線の電車が出る。
そんなことさえ。知らなかった。わたし。18歳。
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バナナはにがてだけど・・・

2006-02-17 | 美味
バナナはニガテです。
でも。バナナチップはスキ。

人の好みは。いろいろなのです。

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ハウルの動く城

2006-02-15 | 映画
「ハウルの動く城」をようやく見ました。
DVDで見たせいもあるかもしれないけれど、力を入れずに見てしまう(見ることができる)作品だと思います。
たいていの作品には、自分の感情移入できるキャラクターがいるものだけれども、どのキャラクターにも感情移入できないのです。そして何処かファンタジー。いや。アニメなのだから実体がファンタジーなのだけれども、何かとシンクロするファンタジーじゃなくて、純粋にファンタジー。でもちゃんと魅せる上手さはやっぱりジブリだなぁと思います。

私は基本的に原作先行派で、映像を先に見てしまうと視覚イメージが強烈につきすぎてしまって、原作は読めなくなってしまいます。けれども、この作品は原作を読みたいなぁと思いました。
そのくらい、この作品は、あまり多くのことを語っていないのです。

それにしても。お城の動くシーンは。形を変えてゆくシーンは。やっぱり何度見ても楽しいです。
子どものおもちゃ箱をひっくり返して山にしたような。書類が積みあがって今にも崩れそうな山になっているような。
危ういバランスと遊び心に満ちている。ジブリアニメはだから好きです。

それから。写真はわたしの手持ちのものなのですけれども「ハウルの動く城」のイメージのひとつです。
もしかしたら。この黒いチェアカバーを見て。ふふって笑ってくれるかたがいらっしゃるんじゃないかなと思うのです(・・・いないかなぁ?)。
青空を切り裂くようにいっぱい降ってくる。しかも自由自在に形を変えてしまう実体のない印象的な恐さ。
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つつむ。しあわせ。

2006-02-14 | 謝々
ことしは。いっぱいラッピングしました。
チョコ大使。おつとめしたんですよ。
おいしいおいしいフェアトレードのチョコレート
みんなしあわせになあれ。
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青い風景

2006-02-07 | 遠足
新しく。車を買いました。
空色のマーチで。おでかけ。おでかけ。


海の向こうに。白く青い富士山。

こんなに雲ひとつない空の下。
どれくらいぶりだろう。

空も。海も。山も。青く青く。

(写真をクリックすると大きな写真になります)
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シクラメンのあったかさで

2006-02-07 | 散歩
真冬の実家を彩るシクラメン。
母が毎年のように買ってくるのだけれど。とても苦手な花でした。
葉っぱも。花びらも。分厚くて。こわかったのです。

いつからかな。キレイだと思うようになったのは。

窓の外は。まだまだ強い北風だけれど。
出窓の下。あったかい陽射し。

TB
■絵の上手なりあちゃんのシクラメンに。
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霜柱番外編~立春の朝3~

2006-02-05 | 散歩
こんな大きな霜柱もできていましたよ。
どちらの写真も。実物大です。

太い曲線を描いているものと。ヒゲみたいなのと。


ドーム上になっているものと。


そして立春の翌日。

前日の霜柱がとけないまま。さらに伸びた霜柱。

まっすぐに。伸びずに。くりん。と。曲線を描いていました。
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春は名のみ~立春の朝2~

2006-02-04 | 散歩
立春だというのに。春は名のみぞ。

節分の夜は。一晩中。嵐のような風。
朝になると。きーんと。冷えた空気がたちこめて。
庭には一面の霜柱。カリカリ。バリバリ。
母曰く。この家で過ごして20年。初めてのことだと。

どのくらい土が持ち上がっているかと云いますと。このくらい。

真ん中のくぼんでいるところは石。それが元の土の高さです。
2センチくらいは立ち上がっています。断面はこんな風。

氷のカーテンができているみたい。
ガラスの破片がちらばっているみたい。
ひっくり返してみると。なんだか違う世界。

とてもキレイなのです。

お部屋に持ち帰ったら。とけちゃうな。
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