ふりかえれば…まろ

まろやパンダは最近露出が減ってますが、時折更新されてます。

パンを焼きました

2010-03-29 | 美味
パンが大好きです。
趣味のひとつに、パン屋さんめぐり、美味しいパン屋さん探しと書きたいくらいに。

ようやく体調が良くなってきて、料理をしたい気持ちが戻ってきたので、週末に、とてもとても久しぶりに、パンを焼きました。

先週のうちに、玄米と玄米酒粕で酵母をおこして冷蔵庫で寝かせてあったのを使って。
週末も気温が低かったので、ときおりホットカーペットなんかも使いながら、のんびりのんびり醗酵させて焼きました。

実は醗酵段階では思ったよりも膨らまなかったので心配しました。
おまけに私のオーブンレンジ、丸12年使った代物のせいか、なかなか焼き色もつかなくて、結局1時間近くオーブンで焼くことに。
でも、結果、どっしり重めだけれども、皮がぱりっと香ばしく、中はもっちもちのパンになりました。
家族みんなに好評だったので、練習を重ねて、偶然にまかせず狙い通りに焼けるようになりたいものです(いや、そうなるには何十年かかるんだろう…?)。


参考にしたのは寺田本家さんのレシピ。酒粕も発芽玄米酒粕の「にぎり酒」です。
寺田本家「発芽玄米酒の酒粕料理」

前回、同じレシピで作ったのは、もう4年も前のことでした。とほほ。
天然酵母パンが焼けましたよ

生きていくこと

2010-03-18 | 
またもや。おひさしうございます。もう春ですね。

池田香代子さんの講演を聴く機会に恵まれました。
最近は講演を聴くなんていう時間をつくれないでいたので、本当に久しぶりのことでした。
『ソフィーの世界』の翻訳などで有名な池田さんですけれども、『世界がもし100人の村だったら』がベストセラーになって活動の幅をぐんと広げられたそうです。


このタイミングで聴けて良かったなと思うお話がありました。
それは次の言葉です。

「人権を向上させていく上で最も必要なことは、死なないこと」

例えば、女性や子どもが「おんなこども」と軽んじられてきたのは、歴史的に出産・誕生のリスクによって女性や子どもが短命だったからだと池田さんはおっしゃいました。
つまり、女性や子どもの命の重さを軽んじることによって、失われた命の悲しみを少しでも和らげようとしたのではないかと。

だから。死んではいけない。と。

男女、年齢、地域など関係なく、何処かで誰かに何かの支援をするとしたら。
死なないための方法をまず示すことから始めなければならない。と。


死なないこと。

生きていくこと。

そうなんだよな。


実は、私は今、生まれて初めて、おなかの中にひとりの命を抱えています。
まだ4ヶ月目に入ったところなのだけど、既におなかぽっこりです。
安定期を迎えるにはもう少し週数が必要だけれど、もう隠しておける状態ではありません。
周りのすべての人に「おめでとう」と云ってもらえて、本当にうれしく思っています。

でも、私自身は嬉しさよりも不安の方が大きくて、例えば自分の体型が変化していくことに喜びを感じるよりも、スーツが着られなくなったことや自己管理がうまくできないことに苛立ちを感じていたりします。
ひとりの命を抱えているというのに、わたしときたら、自分のことばかり考えているのです。
そんな自分は母になる覚悟も資格もないのではないかと、自己嫌悪で仕方がありませんでした。

だけども、今日、池田香代子さんのお話を伺っていて、前向きに今の自分とおなかの命に向き合おうと、改めて思うことができました。
何が理由かと問われると、上手く言葉にできないのだけれども。

半年後には、皆さんにも良い報告が出来るといいなと思っております。