ごっとさんのブログ

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喫煙者はどのくらい税金を払っているのか

2019-03-07 10:23:29 | 煙草
タバコの価格が上がり続けており、喫煙者にとっては非常に厳しい時代になっています。

タバコを吸うことで喫煙者はどのくらい税金を負担しているのか、消費増税を控え、タバコの税負担額を確認してみました。

私が今吸っているアイコス(加熱式タバコ)も、420円から500円に値上がりしました。私の感覚としては、2箱買うときに千円出しておつりが少し来たものが無くなったという程度で、それほど高くなったという感触はありませんが、ヘビースモカーの人はかなり大変かもしれません。

1990年代のころは20本入りのタバコ1箱が200円台でしたが、現在は480円程度まで上がっています。この間消費税の増税もありましたが、多くはタバコに関する税率の上昇が原因となっています。

タバコには国税の「たばこ税」と「たばこ特別税」、地方税の「たばこ税」がかかっており、現在の税率は3つの税を合わせて、タバコ千本当たり13,244円となっています。この額を国と地方で半々にしており、千本あたり13,244円なので1本あたり13.2円、1箱あたりでは264.9円の税負担となっています。

この税率は2018年9月までは12,244円で、今後2020年10月に14,244円へ上がる予定で、さらに1年後の2021年10月にも15,244円へ上がる予定になっています。タバコを吸う(買う)ひとにとっては非常に厳しい増税と言えます。

1箱当たり264.9円の税負担となっていますが、他に消費税も負担しなければなりません。1箱が480円の場合で計算すると、消費税は35.55円になり、たばこ税と消費税を合計すると300.43円になります。

つまりタバコ1箱買うときに払う480円のうち300円が税金で、タバコ自体は180円程度ということになります。購入価格に占める税金の割合は62.6%にもなり、同じ嗜好品のお酒と比べてもかなり税負担割合は高くなっています。

今後たばこ増税や消費増税で販売価格はさらにあがっていいき、そのうち1箱千円の時代が来るかもしれません。そうなると富裕層でないとタバコは吸えなくなってしまうでしょう。

喫煙者はタバコの価格に関して、いくらになっても吸い続けるつもりの人と、一定額になったら止めようと考えている人に分かれるようです。

私の場合は、実はタバコはほとんど買うことがなく、パチンコやスロットの景品交換で済ませています。現在はほとんどカードに貯玉するシステムになっていますので、換金する代わりにタバコを取っているというのが現状です。

そのためあまりタバコの値段を気にすることが少ないのかもしれません。多分この先タバコの値段が上がっても、いくら税金で取られても、それが理由でタバコを止めることはないような気がします。