これは時事問題という程のことでは無いのですが、スーパーでのもやしが安売りされ過ぎて話題になっているようです。
先日私もかみさんとスーパーに行ったとき、もやしが1パック17円というのがあって驚きました。こういった状況に工業組合もやし生産者協会が、「長年にわたり原料種子高騰や賃金上昇などに対応し続けたことにより、体力が消耗している。経費削減の努力は限界を超え、健全な経営ができていない」と窮状を訴えています。
同協会によれば、もやしの小売価格はここ12年ほどで約10%下落し、40年前の価格より安いのに対し、原料種子や人件費などの生産コストは上がり続けているようです。
なぜもやしは安売りされてしまうのかというと、青果コーナーで一番安い上に、工場の中で生産される野菜であるため、一年中安定供給・安定価格であることを背景に、目玉品にしやすいためのようです。またスーパーの事情としても、メロンを1個売れずに廃棄して2000円の損金を出すより、もやし1パック20円なら50パック廃棄しても1000円の損金で済むといったこともあるようです。
一般的なもやしとされる「緑豆もやし」は、異常な安売りによってかつては230社以上あったもやし生産者も、この10年で100社以上が廃業になっているようです。こういった状況を考えると、賃金や緑豆の種の高騰により現在で1パック40円ぐらいが適正価格となるようです。
今後のもやし業界としては、適正な価格まで値上げすると同時に、独自ブランドの商品を開発するなど、全体的にプレミアム化が進むと考えられます。ここ数年では通常のもやしの2〜3倍程度の価格の「機能性もやし」市場が拡大しているようです。
その代表として大豆を発芽させた大豆もやしが上げられます。これは大豆ともやしの栄養が一度に摂取できる食材で、緑豆もやしに比べると平均してあらゆる栄養素が2〜3倍含まれており、なかには生鮮食品としては初の「機能性表示食品」となっているのもあるようです。
また包装も工夫されており、電子レンジ対応パックなどもあり、袋のまま電子レンジにかけて食べられるような仕様になっているようです。このような付加価値を付けたものによって、従来のもやしも価格が引き上げられるかどうかは難しいところのような気もします。
私は特にもやしが好きというわけではありませんが、日本の食卓には欠かせないものだと思っています。どこがどう動けばこういう状況が変わるのかわかりませんが、商品として不適切な価格を適正に戻す努力は続けてほしいものです。
先日私もかみさんとスーパーに行ったとき、もやしが1パック17円というのがあって驚きました。こういった状況に工業組合もやし生産者協会が、「長年にわたり原料種子高騰や賃金上昇などに対応し続けたことにより、体力が消耗している。経費削減の努力は限界を超え、健全な経営ができていない」と窮状を訴えています。
同協会によれば、もやしの小売価格はここ12年ほどで約10%下落し、40年前の価格より安いのに対し、原料種子や人件費などの生産コストは上がり続けているようです。
なぜもやしは安売りされてしまうのかというと、青果コーナーで一番安い上に、工場の中で生産される野菜であるため、一年中安定供給・安定価格であることを背景に、目玉品にしやすいためのようです。またスーパーの事情としても、メロンを1個売れずに廃棄して2000円の損金を出すより、もやし1パック20円なら50パック廃棄しても1000円の損金で済むといったこともあるようです。
一般的なもやしとされる「緑豆もやし」は、異常な安売りによってかつては230社以上あったもやし生産者も、この10年で100社以上が廃業になっているようです。こういった状況を考えると、賃金や緑豆の種の高騰により現在で1パック40円ぐらいが適正価格となるようです。
今後のもやし業界としては、適正な価格まで値上げすると同時に、独自ブランドの商品を開発するなど、全体的にプレミアム化が進むと考えられます。ここ数年では通常のもやしの2〜3倍程度の価格の「機能性もやし」市場が拡大しているようです。
その代表として大豆を発芽させた大豆もやしが上げられます。これは大豆ともやしの栄養が一度に摂取できる食材で、緑豆もやしに比べると平均してあらゆる栄養素が2〜3倍含まれており、なかには生鮮食品としては初の「機能性表示食品」となっているのもあるようです。
また包装も工夫されており、電子レンジ対応パックなどもあり、袋のまま電子レンジにかけて食べられるような仕様になっているようです。このような付加価値を付けたものによって、従来のもやしも価格が引き上げられるかどうかは難しいところのような気もします。
私は特にもやしが好きというわけではありませんが、日本の食卓には欠かせないものだと思っています。どこがどう動けばこういう状況が変わるのかわかりませんが、商品として不適切な価格を適正に戻す努力は続けてほしいものです。