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在宅避難で気をつけること!

2019-09-23 07:41:05 | 生活情報

避難所を利用しないで在宅で避難するときは!

 在宅避難ではどんなことが困難になり、何が必要になるのかを知っておくためにも、念に1度は家族で「防災の日」を決め、電気・水・ガスを使わずに、家庭内の備蓄だけで生活してみましょう。備蓄食料の食べ方や非常用トイレの使い方も確認でき、1日、もしできれば2日ほど生活すれば、より具体的な災害時の生活をシュミレーションすることができます。

自宅で避難生活を送る時の問題点を知ろう

 都市部など人口密集地で災害が起きた場合は、大半の人が在宅避難生活になります。避難所に比べプライバシーを保つことができ、感染症などからも身を守ることができますが、電気や水、ガスなどのインフラが止まった状態で日常生活を送らなくてはいけません。電気やガスが使えない状態で灯りや冷暖房をどうやって確保するか、水道が止まっていたらトイレやお風呂、調理はどうすればよいのか、などの問題に直面しがちです。だからこそ、事前に在宅避難を想定した上での訓練と防災備蓄が重要となるのです。

排水は設備の確認が終わってから

 地震の際は目に見えない場所の下水管が破損している可能性があります。浴槽やトイレの水などは、排水設備の確認が終わるまで流してはいけません。集合住宅の場合は階下に水漏れや汚水あふれを発生させてしまうことが多くあります。管理会社のチェックが終わるまでは下水道は使用しないことが鉄則です。

水は近所の給水拠点からも確保を

 災害で断水となった場合、「災害給水ステーション(給水拠点)」が設置されます。どこに設置されるかは事前に各自治体の水道局などで公表されていることもあります。水を運ぶポリタンクも必要ですが、容量の多いものは水を入れると重くなり女性や高齢者は持ち運べなくなってしまうので、持てる重さを考えて準備をするようにしてください。

PTSDに注意しよう

 「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」とは、災害時の恐怖や悲しみ、避難生活のストレスなどで体や心に変調をきたすことをいいます。例えば食欲減退や過食、息苦しくなる、不眠、倦怠感や目まい、災害時のフラッシュバックが起こるなどです。変調を感じたらなるべく他人に怖かったことや不安を話すようにしましょう。

 


万葉集をわかりやすく解説

2019-09-23 07:12:08 | 地域と文化

作者 中大兄皇子  巻一  一四番歌

 香久山と 耳梨山と あひし時 立ちて見に来し 印南(いなみ)国原(くにはら)

訳:香久山と耳成山とが争った時に、阿菩(あぼ)の大神が立ち上がって見に来た印南の国原よ。

 

解説

 この歌は、有名な大和三山の歌への反歌です。「香久山は 畝傍ををしと 耳梨と 相争ひき・・・」で始まる三山の歌では、神代に香久山・畝傍(火)山・耳成(梨)山が恋の争いをしたことがまず詠まれ、次いで、だから現実でも愛する者を争うのだ、と歌われます。作者は、「日本書紀」に数多くの記述がある中大兄皇子(後の天智天皇)です。

 三山の歌をめぐっては、香久山が女性で畝傍山・耳成山を男性とする説、畝傍山が女性で香久山・耳成山が男性とする説など、さまざまな解釈がありますが、恋の争いに関する歌とする点では基本的に一致しています。また、中大兄皇子が額田王という女性を弟である大海人皇子と争ったことを踏まえての三山の歌だという見解もありましたが、現在では額田王を求めて兄弟で争ったという説そのものが疑問視されています。「万葉集」には、複数の男性が一人の女性を争う歌がいくつかあるため、そういった類型の歌であるようです。

 反歌のこの歌では、香久山と耳成山が争った際、何者かが印南国原(現在の兵庫県加古川市・明石市の一帯か)まで見に来たとあります。だれが見に来たのかが示されていませんが、「播磨国風土記」に記される伝承が関係するかもしれません。そこには、出雲の阿菩大神(あぼのおおかみ)が三山の争いを止めようと播磨国揖保郡上岡里(現在の兵庫県たつた市神岡町か)までやって来たところ、三山が争いをやめたと聞いたので、その地に鎮座したとあります。中大兄皇子はこうした伝承を念頭に置いて、播磨国を旅する際などにこの歌を詠んだのではないかとも言われています。

 この歌を中大兄皇子が詠んだことが事実なら、奈良時代の風土記撰進の前に播磨国の伝承が王権に伝わっていたことになり、伝承の発生や伝播の過程に思いを巡らせたくなる興味深い歌群です。

万葉集ゆかりの地~香久山・耳成山・畝傍山~

 恋争いの歌に登場する香久山・耳成山・畝傍山を総称して大和三山と呼ばれています。橿原市を代表する景観であり、万葉集にも歌われる大和三山は、平成17年7月14日に国の名称に指定されました。古くから多くの和歌に詠まれた由緒ある景観であるだけでなく、現在でも広く親しまれている点が高く評価されました。

 また大和三山に囲まれた平野部分には、古代の都・藤原京の中心であった藤原宮が造営されていました。その際には、大和三山の位置が重要な立地条件になったと考えられています。藤原宮のあった場所は、現在、特別史跡藤原跡として保存されており、そこから大和三山へ優れた眺望が望めます。

大和三山とは

 橿原市にある香久山・畝傍山・耳成山を総称して「大和三山」と呼びます。

香具山(標高152.4m)

 多武峰山系から延びた尾根が、長い年月の中で浸食され、香久山の部分だけが残りました。風土記には天から降ってきたという伝承が残り、大和三山の中でも神聖視された山です。そこから「天の香久山」とも呼ばれます。

         

 

畝傍山(標高199.2m)

 大和三山の中で最も高い山で、死火山なのが畝傍山です。麓は神武天皇が宮をおいたところとされており、現在は橿原神宮や神武天皇の森、深閑とした雰囲気を湛えています。

                    

 

耳成山(標高139.7m)

 畝傍山と同じく死火山なのが耳成山です。耳成山は大和三山の中では最もバランスが取れた美しい形をしているとされています。

 

                    

 

 

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