奈良の魅力を発信

奈良のグルメ情報や史跡・名勝・万葉集・古事記・日本書紀・昔話のゆかりの土地を紹介します
ので、よろしくです!!

避難所生活で何を気を付ければいい?

2019-09-21 20:54:58 | 生活情報

避難所生活で気を付けたいことは?

 避難所生活において体調などに気を付けなければ「災害関連死」を招く恐れがあります。「災害関連死」とは、建物の倒壊や火災、津波などの直接的な災害による被害ではなく、避難生活での体調悪化や過労など、間接的な原因で死亡することです。

 復興庁の統計によると東日本大震災の震災関連死者数は、2018年12月時点で3,710人となっていますし、2016年の熊本地震ではピーク時183,800人が避難生活となりましたが、216人が災害関連死で亡くなれました。避難生活を劣悪な環境にしないためにも、事前の備え重要となってきます。

体を動かし、避難所運営には積極的に関わろう!

 多くの人が1つの空間にいることになる避難所では、プライバシーが保てないストレス、気温の変化、睡眠不足、栄養の偏り、感染症など、さまざまな環境要因で体調を崩しやすくなります。また、内閣府の定めによると避難所で受け入れる避難者数は約3.3㎡(畳2畳分)当たり2人という基準がありますが、都市部では過密状態になることが想定されます。また、狭い空間で長時間同じ姿勢でいることはエコノミークラス症候群などさまざまな疾患の要因となります。なるべく軽いストレッチや体操などで体を動かすことを心がけましょう。また、元気で動ける人は避難所の運営や手伝いに積極的に関わりましょう。

「睡眠」の質を高める基準と工夫を!

 避難所で起こる体調不良の大きな原因の1つが「睡眠不足」です。二次持ち出し袋の中にアイマスクや耳栓を入れておくなど、なるべく睡眠はしっかり確保できるよう工夫をしましょう。また、厚手の靴下を履いて足元を温めると眠りやすくなります。

水分補給を意識しておこう!

 避難生活では血栓が肺の静脈に張り込んでしまうエコノミークラス症候群が多発します。加えて、トイレを我慢するために水分補給を控えることで、脳梗塞などの疾患をひきおこしてしまうこともあります。避難所の食生活は水分が少ないものになりがちですので、意識してこまめに水分を補給するようにしましょう。

車中泊では「道の駅」が拠点になることも!

 災害が起こった地域によっては、避難所よりもプライバシーが保ちやすく、ペットとも一緒に居られるので、車中泊を選択する人が多くなります。その場合、地域の「道の駅」が拠点になることもあります。事前に地元の道の駅が防災拠点化されているか調べておくと安心です。

 

 


万葉集をわかりやすく解説

2019-09-21 08:32:52 | 生活情報

作者 柿本人麻呂  巻一  三七番歌

 見れど飽かぬ 吉野の河の 常滑の 絶ゆることなく また還り見む

訳:見飽きることとてない吉野、その川の滑らかさが永遠であるように、いつまでも絶えることなく、くり返し見よう。

 

解説

 この歌は、柿本人麻呂が吉野行幸にお供した際に詠んだ歌です。この歌は持統天皇時代の部分に収録されており、持統天皇は吉野へ三十回以上も行幸した記録が「日本書紀」にあるため、持統天皇の吉野行幸の時の作であると考えられています。左注では、「日本書紀」から持統三・四・五年の計6回の行幸の記事を指摘しますが、どの時の作かは不明であるとしています。

 人麻呂は、吉野行幸の歌を二組の作品に残しており(巻一・三六~三九番歌)、今回の歌は一組目の長歌の反歌です。長歌では、天皇が統治する天下の中でも吉野の山川は清らかであり、天皇はそこに立派な宮殿をお造りになり、臣下たちは朝夕に川で船遊びを楽しんでいる、その吉野の宮殿(滝の宮)はいつまでも見飽きないことだ、と詠まれています。宮殿をほめることは、その主である天皇への賛美となります。続いて詠まれた反歌(今回の歌)では、「見る」ことが繰り返し詠まれています。これは「見る」ことによる呪的な力により、吉野の素晴らしい自然を賛美し、そこに築かれた離宮と天皇の御代が末永く続くことを願う内容です。それは人麻呂個人の心情というよりも、この行幸に参加した人びとの思いの代弁であったと思われます。

 吉野の山や川が取り立てて詠まれるのは、儒教の「山水仁知」の思想によるものと考えられています。山水の地を遊覧することは、儒教的な徳を身に付けることであるという思想です。さらに吉野は、老荘思想により神仙境に見立てられた場所でもありました。持統天皇の度重なる吉野行幸の理由についてはさまざまな説がありますが、神仙境である吉野を訪れることで、神仙の不老長寿の力を得ようとしたのではないかとも考えられています。

万葉集ゆかりの地~吉野の地~

 吉野と言えば吉野山の桜を思い浮かべる方がほとんだと思いますが、吉野山は春の桜も良いのですが、秋の吉野山もモミジや桜の紅葉がとてもキレイでいいですよ。春とは一味違った趣があります。

 秋になると山々は紅く染まり、社寺仏閣巡りをしながらハイキングも楽しむことができます。秋になると空気感が変わり、爽やかな風が頬をつたってきます。

 秋は春の淡い桜色とは対照的に燃えるような赤、黄、橙色に染まる秋の吉野山は、紅葉のシーズンになれば山全体が覆われ、とても見事な光景となります。ロープウェイからの眺めも絶景で、夜はライトアップされており、これもまた神秘的で楽しむことができます。

 

 

         

 

 

         

 

          

 

          

 

 

 

薬用 雪肌精 乳液 エンリッチ 140ml
コーセー
コーセー

 

 

KOSE コーセー グレイスワン リッチモイスチュア ミルク (乳液) 130ml
コーセーコスメポート
コーセーコスメポート