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サハリン渡航8月6日~9日 日程第3日目「ユジノサハリンスク市視察」

2013年09月13日 | Sakhalin

8月8日(木)

この日の公式行事「稚内商工会議所ロシア人研修生受入事業20周年記念式典」は午後からということで

今回、初めてサハリンを訪れた方を対象にユジノ市内の観光視察が行われました

まず多くの日本人観光客が訪れる「勝利広場」「栄光の広場」「ロシア正教会」

「レーニン広場」「サハリン州郷土博物館」などを見学したほか

郊外の複合商業施設「シティ・モール」や、ロシア民芸品が帰る土産物屋「ゲルメス」にも立ち寄り

ほんの少しの時間ではありましたが、買い物も楽しむことが出来ました






ここは1975年に建設された「勝利広場」(勿論、日本に勝利したという意味です)

実際に使用されていたソ連の主力戦車T-34や大砲が展示されてます

奥にはサッカースタジアムがあるほか、広場でも思い思いにスポーツを楽しむ光景が見られます

ここは「山の空気展望台(標高約800M)」のふもとに位置するのですが

樺太時代は「旭が丘」と呼ばれていたそうです(札幌にもありますよね)

休日にロープウェイが運転され、冬はスキー場が開かれます

頂上からは札幌の街のように碁盤の目のようなユジノの街を一望できます

展望台にハート型のアーチと愛の鐘が加わり、結婚式の記念撮影にも使われているそうです



ここは「栄光の広場(無名戦士の墓)」です

コンクリートタイルにするのか舗装工事中でした



ここは「栄光の広場(無名戦士の墓)」にある「旧樺太神社跡」です

1911年(明治44年)、日本の統治時代に建てられた神社がこの奥にありました

今は建物は残されていませんが、昭和天皇が皇太子時代に植樹された松を現在も観ることができます

当時の日本人はかつてあった鳥居をくぐり、赤松に囲まれた参道を歩いてお参りしていたのでしょう



こちらは「ロシア正教会」

昼間は青と白と金色の色彩が美しいのですが、夜は夜でライトアップされて綺麗です

これは1990年代に建設されたもので、実はまだまだ新しい建物です

さて、1917年ソ連に共産主義政権が誕生したとき、新政権は無神論政策をとり宗教を弾圧しました

従って共産主義国家には宗教は存在しない、というのがこれまでの公式見解だったかと思います

それがゴルバチョフのペレストロイカでソ連にも宗教の自由が認められるようになったのです







これは「サハリン州立郷土博物館(旧樺太庁博物館)」

1938年(昭和12年)に建設された樺太時代の名建築がこの「樺太庁博物館」です

日本統治時代には樺太の自然や歴史などを展示していたそうです

館内にはサハリン先住民族、文化、産業、自然等の紹介から

日本統治時代の遺品のほか展示品は多岐に渡っています

入口にある狛犬は「樺太神社」にあったものだそうです











こちらはユジノサハリンスク駅前に広がる「レーニン広場」です

レーニン通りから行くと、まず旧ソ連時代を象徴する巨大なレーニン像が立っています

この公園には、大きな噴水池や、複数の段差がついた長い流水路があり

夏には子供達が水遊びをする様子が見られ、どこか札幌の大通公園を彷彿とさせます

市民の憩いの場なのでしょう、昼夜問わずたくさんの人たちが来ています

ちなみにペレストロイカにより、モスクワをはじめとする大都市ではレーニン像は取り壊されました

しかしサハリンではユジノだけではなく、コルサコフ市役所前の中央広場にもレーニン像が建っています

社会主義国ソ連という国家自体が崩壊して20年以上経っているとはいえ

ロシア国民の間には未だ超大国への郷愁というようなものが存在しているのでしょうか

サハリンでは今だにレーニンさんは人気があるのだそうです





ロシア民芸品を買いたいなら「ゲルメス」へ

マトリョーシカ、グジェリ陶器、琥珀や絵、織物、人形、木製品などのほか

キーホルダー、ストラップ、マグネット、ポストカードなど所謂“定番土産”が色々揃っています

変わった所では旧ソ連時代の有名な「CCCPロゴ」のキャップやTシャツなどもありますよ

なお食べ物類は扱っていません















ユジノ市内の郊外で一際巨大な建物がこの「シティ・モール」

2009年にオープンしたユジノ初の大型ショッピングセンターです

スーパーマーケットや飲食店、ブランドショップ、映画館、ボウリング場などが

広大な5フロアの中に入った複合商業施設です

札幌のサッポロファクトリーがそれに近いかも知れません

僕自身来たのは2回目ですが、今回も殆ど時間がなく1~2階をちょろちょろしてる間に時間切れ

最低でも半日はいないと充分楽しめません



シティモールの駐車場から飛行機が飛んでいくのが見えました

近くにユジノサハリンスク空港=ホムトヴォ空港(日本時代の旧大沢飛行場)があるのです

サハリン航空では夏季期間、新千歳と水・土の週2便で運航しています

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