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サハリン渡航8月6日~9日 番外編20「レーニン広場」

2013年10月19日 | Sakhalin

こちらはユジノサハリンスク駅前に広がる「レーニン広場」です

レーニン通りから行くと、まず旧ソ連時代を象徴する巨大なレーニン像が立っています

この公園には、大きな噴水池や、複数の段差がついた長い流水路があり

夏には子供達が水遊びをする様子が見られ、どこか札幌の大通公園を彷彿とさせます

市民の憩いの場なのでしょう、昼夜問わずたくさんの人たちがここで過ごしています


写真を撮ったのは殆ど早朝ばかりだったのであまり人がいませんが

朝5時くらいからオレンジのベストを来た清掃員が公園だけじゃなくレーニン通りなどを清掃していました

近年、ユジノ都心部の街の美化運動に力を入れていることがうかがえます

あまりに車が多いので排気ガス問題はありますが、カラフルな建物と花に囲まれた綺麗な街です


さて、もう随分前の事のような気もしますが

まだたった20年前、1991年末に解体されるまでロシアはソ連という社会主義国でした

ご存じ世界初の社会主義国で、ソビエト連邦共産党の一党独裁国家ですが

1905年のロシア第一革命に端を発したロシア革命の中で

労働者の代表機関ソヴィエットを率いて10月革命を成功させ

革命後の1922年、人民委員会議長(首相)としてソヴィエット維持に強い指導力を発揮したのが

このウラジミール・イリイチ・レーニン(1870-1924)です

その後約70年間にわたりソ連はアメリカと双璧を成す軍事超大国として存在しました

しかし時代とともに社会主義経済も翳りが見えはじめ

1985年にソ連の最高指導者書記長に就任したゴルバチョフは

ペレストロイカにより、計画経済政策を掲げ経済の立て直しを図りましたが

結果的にアメリカを相手とする軍拡競争と計画経済政策を両立させることは出来ませんでした

そして1991年末、ソ連邦を構成した15の民族協和国へと解体し、東西冷戦構造も終焉を迎えたというわけです

この際モスクワをはじめとする大都市ではレーニン像は取り壊されました

しかしサハリンではユジノだけではなく、コルサコフ市役所前の中央広場にもレーニン像が建っています

社会主義国ソ連という国家自体が崩壊して20年経ったとはいえ

ロシア国民の間には未だ超大国への郷愁というようなものが存在しているのでしょうか

聞けばサハリンでは今だにレーニンさんは人気があるのだそうです


















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