Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

Caféだから色々なお話し・・・

My One and Only Song #17 SADE 『KISS OF LIFE』

2012年05月17日 | Music

「My One and Only Song」

僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲

大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲などを心をこめて

一曲入魂でお届けするコーナーです


第17回目に紹介したのはSADE『KISS OF LIFE』(1992)

時代を超えて輝き続けるクール・ディーヴァ、シャーデー・アデューは

そのエキゾティックな顔立ちとアンニュイでアダルトな雰囲気を漂わせる歌唱

そして歌手になる前はファッション・デザイナーだったという履歴

僕にとって都会的な美しい女性の象徴といった感じで憧れでした

もちろん周りでも彼女に憧れている女友達は多かったです


この曲は全米Billboard 200で最高3位、同R&B/Hip-Hop Albumsで最高2位を記録した

1992年発表のアルバム『Love Deluxe』に収録された珠玉の名曲

どのアルバムも好きですが、一番好きなのが4thアルバム『Love Deluxe』です

当時の僕は20歳そこそこで、ようやく大人の「恋」を知り始めた頃というか

何かと多感な時に出会ったアルバムなので思い入れも深いのです

シャーデー・アデューが綴る詞に好きな人の想いを重ね、自分の想いを重ねたのです


この曲「KISS OF LIFE」はシンプルな音ながらもとても洗練されたサウンドで

SADEならではの独自のアンニュイな空気感を持っているナンバーです

この曲が持つ幸せ感というか、優しいぬくもりは何ともいえないものがあって

例えばカフェなんかでこの曲がかかれば、一瞬でその空間の空気がやわらぎます

SADEのLiveでは、この曲がはじまると観客が自然に立ち上がり緩やかに体を揺らし

誰もが皆、幸福感に満ちた表情になり、恋人同士は幸せそうに見つめあうのです

そう、この曲には愛が満ち溢れているのです



SADE『KISS OF LIFE』

 There must have been an angel by my side
 Something heavenly led me to you
 Look at the sky
 It's the colour of love
 There must have been an angel by my side
 Something heavenly came down from above
 He led me to you
 He led me to you

 He built a bridge to your heart
 All the way
 How many tons of love inside
 I can't say

 When I was led to you
 I knew you were the one for me
 I swear the whole world could feel my heartbeat
 When I lay eyes on you
 Ay ay ay
 You wrapped me up in
 The colour of love

 You gave me the kiss of life
 Kiss of life
 You gave me the kiss that's like
 The kiss of life

(和訳)
 きっとそばに天使がついてくれて
 そのおかげであなたに出会えたのね
 空を見て
 それは愛の色だわ
 私のそばにはきっと天使がいたのね
 天から誰かが降りて来て
 あなたに引き合わせてくれたの
 あなたに引き合わせてくれたの

 天使はわざわざ
 あなたの心に架け橋まで築いてくれた
 胸の内のこの愛の大きさは
 口では表せないわ

 あなたに出会った時
 求めていた人だとすぐに分かった
 この胸の鼓動は世界中に聞こえるわ
 あなたを見つめた時
 ay ay ay
 あなたは私を包みこむの
 その愛の色で

 あなたは私に生命のキスをくれた
 生命のキス
 あなたは私にそんなキスをくれた
 生命のキス


作詞:Adu 作曲:Adu/Matthewman/Hale/Denman




Sade『Kiss Of Life』 - 2001 Lovers Live Concert

Love Deluxe
SADE
Sony


【SADE】
シャーデー・アデュは、59年、ナイジェリアに生まれたイギリス人。
シャーデーとは彼女を中心とする4人組グループの名前である。
84年にアルバム『ダイアモンド・ライフ』でデビューを飾り、シングル「スムーズ・オペレーター」がワールドワイドなヒットを記録。
そのサウンドを形容するのに("シャーデー的な"と)その名をとって呼ばれるアーティストの仲間入りをした。
アデュの官能性を秘めたシルキー・ヴォイスとジャジーで滑らかなサウンドは、当時の雲のかたちの如く変貌するミュージック・シーンにおいて、永続的な魅力を内包しているものだった。
さらにその耳当たりのよさゆえか、オシャレなカフェ・バーのBGM等としても幅広く用いられた。
時にファッション的観点のみで語られることのあるシャーデーだが、その音楽性に耳を傾けてみれば、ソウル、ジャズ、ワールド・ミュージックなどの音楽的要素が丹念に縫い込まれた、タペストリーのような素晴らしいサウンドだということが分かる。
さらにアデュの詞世界も、ゲットー・ライフや第三世界の女性について、慈愛に満ちた眼差しで綴ったものが多く、彼女が詩才に長けていることも分かるだろう。
そんなアーティスティックな姿勢はグループ活動にも顕著に表れ、約20年ものグループ活動の中で、発表されたアルバムはたったの5枚。かなりのスロー・ペースだ。
アデュの出産や他メンバーの別ユニット・スウィートバックの活動もあり、シャーデーは一時解散も噂されるが、00年に約8年ぶりのアルバム『Lovers Rock』を発表。
彼女たちは現在もなお、気ままだが確実に聴き手の胸を高鳴らす楽曲群を披露してくれるのである。


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