Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

Caféだから色々なお話し・・・

『インサイド・ヘッド』

2015年08月14日 | Cinema Talk

Tジョイ稚内で『インサイド・ヘッド』を観てきました

11歳の少女の頭の中を舞台に[喜び][怒り][嫌悪][恐れ][悲しみ]といった感情がキャラクターとなり

物語を繰り広げるディズニー/ピクサーによる感動の冒険ファンタジー

田舎から­都会への引っ越しで環境が変化した少女の頭の中で起こる

感情を表すキャラクターたち­の混乱やぶつかり合いなどを描いた作品です

うれしいとき、かなしいとき・・・

これらの“感情”は、どうやって生まれるか知っていま­すか?

みんな毎日楽しく生きたいのに、なぜ“カナシミ”は必要なのでしょうか?


(以下、ネタバレ注意)


脳内というとてつもなく不可解で未知なるものを

“想い出の保管場所”や“イマジネーションランド”といった世界観で具象化し

神経や電気信号の流れ、記憶の取捨選択に至るまで子供にもわかりやすく表現しています

僕もたまに見る“歯がボロボロ抜ける夢”は“夢を作るスタジオ”で作られていたんだとか

“なぜかふと思い出し、口ずさんでしまうCMソング”はこんないい加減な理由でおりてくるんだとか

5つの感情の優位性がその人の個性や性格になってるというということ

思い出には“忘れたくないのに忘れてしまうもの”と“忘れたいのに忘れられないもの”があって

本当はずっと忘れたくないはずの“空想上の友達”もいつかは“記憶の墓場”で消えてしまうし

“特別な思い出”にも喜びだけじゃなく悲しいものもある・・・など

結構、細かな部分で共感したり関心したりすることばかりでした


そんな無限に広がる脳内世界を様々なアイディアと映像で具象化している今作

確かに邦題のように物語の舞台は「頭の中」ではありますが、実はこれは「心の中」の物語です

ひとりの少女が生まれてから、様々な経験をする中で心の中はどのように変化するのだろうか?

自身に芽生えた複雑な感情に戸惑い受け入れながら成長していく物語です

そして、鑑賞後、きっと自身の中にもいる“ヨロコビ”や“カナシミ”達が愛おしくなるはずです












【作品について】
人間が抱く「感情」を主人公に描いたピクサー・アニメーションの長編作品。監督は「カールじいさんの空飛ぶ家」「モンスターズ・インク」のピート・ドクター。ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……。

原題:Inside Out
製作年:20115年
製作国:アメリカ
配給:ディズニー

監督:ピート・ドクター
製作:ジョナス・リベラ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ピート・ドクター

日本語吹替:ヨロコビ=竹内結子 カナシミ=大竹しのぶ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土岐麻子『Bittersweet』 | トップ | イオン名寄SC「唄と津軽三味... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Cinema Talk」カテゴリの最新記事