今日は昨日に続き難所の山越えが2つもあります。
20番鶴林寺に21番太龍寺、実は自転車遍路にとっては
昨日の12番焼山寺より大変と言われています。20番鶴
林寺では最後は遍路道の中、自転車を押して根性で登り
切りました。山門にたどり着いた時は超嬉しかったです。
その次の太龍寺、ここには太龍寺ロープーウェイがありま
す。車遍路の人も、一応何とか車を走らせられる道路は
あるのですが、20番鶴林寺以上に急坂で非常に危険で
あるため、お寺も車は止めてロープーウェイを使うように
勧めています。基本人力でと思っている私は悩みました・・・。
ロープーウェイを使って良いのだろうか・・・?と。
しかし、時間の問題、一度ロープーウェイに乗ってみたい、
鶴林寺で心が折れた・・・(笑) など色々な理由があって今
回はロープーウェイを使用しました。 非常に楽チンでした。(笑)
ロープーウェイには自転車が持ち込めるので 太龍寺から
次の目的地までは自転車です。下りの坂は激し過ぎる、
超怖かったです。帰りの電車の時間が迫っており、22番
平等寺は諦めて 桑野駅へ。駅で自転車をバラして袋詰め
にして電車に乗り(輪行と言います)、車の停めてある
1番霊山寺に向かいました。
ロープーウェイを使ったことに関しては次の自転車遍路ま
でにやはり自力で登らねば駄目だ!と思うようになった時は、
21番太龍寺にもう一度登り直そうと思っています。まあ後
に66番雲辺寺でロープーウェイを使うであろうことを考える
と1度も2度も同じだと思ってしまうでしょうが。
一度自分の足でちゃんと歩いて登ってますからね、ある程
度は融通を利かそうと思います。

今朝は4時に起きてしまいました。やっぱりちょっと興奮して
ますね。今日1日の予定を地図を見ながら考えていました。
この時間も楽しいです。6時半に朝食のため食堂に行くともう
食べ始めている人も。皆さんも早起きです。お遍路の基本で
すけどね、早起きは。

自転車遍路は体力勝負、何度もお代わりしてエネルギーを
満タンにしました。

自転車はこんな風に停めてありました。
皆さんに別れを告げて出発です。
ちなみに右のプリウスに乗って車遍路している男性とは
この後何度も会うことに。

13番大日寺に向かう20キロの道のりはほとんど下り坂、
笑いが止まりません。歩き遍路でこの道を歩いた時、もし
自転車だったらめちゃ楽だろうな、気持ちいいだろうな、
なんて考えていたのですが実現です。歩き遍路で痛い足を
引きずりながら5時間かけて歩いた道をほとんど体力を
使わず、サドルに1時間腰かけているだけで大日寺に着い
てしまいました。(笑) これがあるから自転車遍路の山を
登った後は幸せ。

14~17番までの密集しているお寺をサッと巡り18番恩山
寺に到着。ここは歩き遍路時、勉強会のボスの大先達の
お父様と偶然あった思いでの残るお寺。

そのお寺で今回のお遍路初となるお接待を受けました。
ありがとうございます。嬉しかったです。

19番立江寺。ここも歩き遍路での思いで深いお寺。

歩き遍路では立江寺の駐車場に車を3日間停め、毎日歩い
ては電車でここまで戻って車中泊をしていました。
私の車中泊の原点です。

お昼ごはん、お店が無くコンビニで済ませる。
くしくも歩き遍路時にも同じこのコンビニで昼食を買ったので
した。BIGカップヌードルは知っていましたが、KIGカップヌー
ドルなんて発売されていたんですね。知りませんでした。
試しに食べてみましたが凄いボリュームでした。

20番鶴林寺に向かっています。
噂どおり自転車では12番焼山寺よりきついです。
このあたりは根性で立ち漕ぎしていますが・・・、

この辺りで諦めました・・・。
こんな激坂、最後まで自転車で行ける人がおるんかい!
事前にネットで調べたらいるみたいですけどね、私には無理
です。(笑) 自転車を押して歩きます。
車道は非常にクネクネしていて少しでも緩やかに坂にしよう
と蛇行します。とは言っても急な坂ですが・・・。
すぐ側にある遍路道なら鶴林寺まで半分以下の距離。

私は自転車を押して遍路道に突入しました・・・。
距離は短くなったかもしれませんが、困難は増しました・・・。
写真でどれだけ激坂かわかるでしょうか?
これ自転車が通って良い場所じゃない・・・。

こんなところ、自転車を担ぐしかない・・・。
担ぎました・・・。車道の方が楽だったんじゃないか?
すれ違う歩き遍路の方々の賞賛の声は嬉しいものの、痛々
しい同情の眼差しは辛いものがありました。

そんな苦労を乗り越え鶴林寺到着。
嬉し~い!

景色も最高です。
この後21番太龍寺に向かうためこの山を降りるのですが、
ブレーキが壊れるんじゃないかとヒヤヒヤしながら降りるの
でした。

最初に書いた通り太龍寺ロープーウェイに向かっていると、
ロープーウェイが見えてきました。この後、ロープーウェイ
に乗り込む準備をしていると同じ宿に泊まった車遍路の
男性と一緒になる。車の私と同じところにいるの~?とびっ
くりされていました。私自身もびっくりです。
自転車遍路と車遍路、そんなにスピードは変わらないよう
です。

さっそく乗り込みました。
もちろん自転車乗り入れOKです。

犬もOKでした。

高いところが苦手な私はちょっとビビる・・・。

このロープーウェイは国内で初となる2つの山を越えるロー
プーウェイだそうです。景色を眺めながら、こんなところ
自転車で来ていたら、どれだけ大変だったか・・・と胸を撫で
下ろすのでした。ちなみにロープーウェイなら頂上まで10分
でした。

21番太龍寺に到着。自転車で来なかったことに若干の引け
目を感じながら参拝。

帰りは自転車で下っていきます。
登りはロープーウェイで帰りは下り坂、ずるいだろう?と思わ
れるでしょうがこの下りの道、激怖です・・・。
超激坂にガタガタ道、ガードレールもない。一歩間違ったら
谷底に落ちれます・・・。怖い私は必死にブレーキをかけなが
ら走りますが、熱を持ちすぎてブレーキが壊れたらどうしよう?
と怯えていました。ブレーキを握りしめる両手は最後は力が
入らなくなるほど疲れきりました。

22番平等寺に17時までの納経時間に間に合いそうでした
が、電車の時間を考えて今回の自転車遍路はここまで。
電車の駅へと向かいました。桑野駅に到着です。ここで一つ
大きな心配事が。17時までに車を停めてある場所に戻れな
い。つまり車のキーが返してもらえない・・・。それは困る、
名古屋に帰れない・・・。車を停めさせてもらっているお寺に
電話し、事情を話したところ、お店の前の杖立ての中にキー
を入れておいてもらえることに!ご配慮ありがとうございます。

ここまでおよそ96キロ。今日もスイッチの入れ忘れが何度も
あったので実際は100キロくらい走ってます。

あっ、自転車が逆さまに!
今から自転車をバラして袋詰めにして電車に持ち込み移動
するのです。これを輪行(りんこう)と言います。逆さまになっ
ているのはタイヤを外すため。
実は輪行袋(自転車を入れる袋)は用意していたのですが
バラして袋詰めにするのは初めてのぶっつけ本番。いざやっ
てみたら難しい・・・、焦る焦る。とても写真を撮る余裕もなく
自転車と格闘。この後自転車で走らなきゃいかん訳じゃない
からとにかく袋に入りさえすれば良い。何かおかしくなってれ
ばジャイアントショップに持ち込もう・・・。

理屈抜きでバラして袋に詰め込みました。これで何とか移動
できる。袋には肩で担げるようにショルダーベルトついていた
のですが付け方が分からず袋を手でつまんで歩くしかない。

ここまで持ってくるだけで苦行でした。(泣)

特急列車に乗り込むとガラガラ。

なのでこんな乗せ方をさせてもらいました。
こんなローカル電車だから許されますが、ゴールデンウィー
クに予定している新幹線での輪行はきついだろうなと感じだ
し、対策を練り直さなければと悩みだす。

徳島駅で乗り換え板東駅に向かう。

板東駅津着。
ここから1キロ弱、自転車を手でつまんで歩く・・・。
最後に苦行が残っていました。

なんとか霊山寺に到着。問題は車のキーだ・・・。

無かったら帰れん・・・。ドキドキしながら約束の杖立てを探す
と、底を調べても無い。マジか?と慌てて中をいじり倒すと
側面に袋が貼付けてありました。紙袋には「おつかれさまでし
た。お気をつけてお帰りください」と書かれていて心が温かく
なりました。

無事車に到着。
荷物をしまい出発したのは19時半。

彦根から関ヶ原までは吹雪(写真では上手に表現できてい
ませんが細かい白い線が吹雪です)にあうなど怖い目にも
会いましたが、なんとか23時半、自宅に到着しました。
疲れきっているというのに晩酌して眠りについたのでした。
疲れず過ぎて眠れなかった・・・。
短い時間でしたが生きることに喜びと感謝を感じるとても
充実した2日間でした。
20番鶴林寺に21番太龍寺、実は自転車遍路にとっては
昨日の12番焼山寺より大変と言われています。20番鶴
林寺では最後は遍路道の中、自転車を押して根性で登り
切りました。山門にたどり着いた時は超嬉しかったです。
その次の太龍寺、ここには太龍寺ロープーウェイがありま
す。車遍路の人も、一応何とか車を走らせられる道路は
あるのですが、20番鶴林寺以上に急坂で非常に危険で
あるため、お寺も車は止めてロープーウェイを使うように
勧めています。基本人力でと思っている私は悩みました・・・。
ロープーウェイを使って良いのだろうか・・・?と。
しかし、時間の問題、一度ロープーウェイに乗ってみたい、
鶴林寺で心が折れた・・・(笑) など色々な理由があって今
回はロープーウェイを使用しました。 非常に楽チンでした。(笑)
ロープーウェイには自転車が持ち込めるので 太龍寺から
次の目的地までは自転車です。下りの坂は激し過ぎる、
超怖かったです。帰りの電車の時間が迫っており、22番
平等寺は諦めて 桑野駅へ。駅で自転車をバラして袋詰め
にして電車に乗り(輪行と言います)、車の停めてある
1番霊山寺に向かいました。
ロープーウェイを使ったことに関しては次の自転車遍路ま
でにやはり自力で登らねば駄目だ!と思うようになった時は、
21番太龍寺にもう一度登り直そうと思っています。まあ後
に66番雲辺寺でロープーウェイを使うであろうことを考える
と1度も2度も同じだと思ってしまうでしょうが。
一度自分の足でちゃんと歩いて登ってますからね、ある程
度は融通を利かそうと思います。

今朝は4時に起きてしまいました。やっぱりちょっと興奮して
ますね。今日1日の予定を地図を見ながら考えていました。
この時間も楽しいです。6時半に朝食のため食堂に行くともう
食べ始めている人も。皆さんも早起きです。お遍路の基本で
すけどね、早起きは。

自転車遍路は体力勝負、何度もお代わりしてエネルギーを
満タンにしました。

自転車はこんな風に停めてありました。
皆さんに別れを告げて出発です。
ちなみに右のプリウスに乗って車遍路している男性とは
この後何度も会うことに。

13番大日寺に向かう20キロの道のりはほとんど下り坂、
笑いが止まりません。歩き遍路でこの道を歩いた時、もし
自転車だったらめちゃ楽だろうな、気持ちいいだろうな、
なんて考えていたのですが実現です。歩き遍路で痛い足を
引きずりながら5時間かけて歩いた道をほとんど体力を
使わず、サドルに1時間腰かけているだけで大日寺に着い
てしまいました。(笑) これがあるから自転車遍路の山を
登った後は幸せ。

14~17番までの密集しているお寺をサッと巡り18番恩山
寺に到着。ここは歩き遍路時、勉強会のボスの大先達の
お父様と偶然あった思いでの残るお寺。

そのお寺で今回のお遍路初となるお接待を受けました。
ありがとうございます。嬉しかったです。

19番立江寺。ここも歩き遍路での思いで深いお寺。

歩き遍路では立江寺の駐車場に車を3日間停め、毎日歩い
ては電車でここまで戻って車中泊をしていました。
私の車中泊の原点です。

お昼ごはん、お店が無くコンビニで済ませる。
くしくも歩き遍路時にも同じこのコンビニで昼食を買ったので
した。BIGカップヌードルは知っていましたが、KIGカップヌー
ドルなんて発売されていたんですね。知りませんでした。
試しに食べてみましたが凄いボリュームでした。

20番鶴林寺に向かっています。
噂どおり自転車では12番焼山寺よりきついです。
このあたりは根性で立ち漕ぎしていますが・・・、

この辺りで諦めました・・・。
こんな激坂、最後まで自転車で行ける人がおるんかい!
事前にネットで調べたらいるみたいですけどね、私には無理
です。(笑) 自転車を押して歩きます。
車道は非常にクネクネしていて少しでも緩やかに坂にしよう
と蛇行します。とは言っても急な坂ですが・・・。
すぐ側にある遍路道なら鶴林寺まで半分以下の距離。

私は自転車を押して遍路道に突入しました・・・。
距離は短くなったかもしれませんが、困難は増しました・・・。
写真でどれだけ激坂かわかるでしょうか?
これ自転車が通って良い場所じゃない・・・。

こんなところ、自転車を担ぐしかない・・・。
担ぎました・・・。車道の方が楽だったんじゃないか?
すれ違う歩き遍路の方々の賞賛の声は嬉しいものの、痛々
しい同情の眼差しは辛いものがありました。

そんな苦労を乗り越え鶴林寺到着。
嬉し~い!

景色も最高です。
この後21番太龍寺に向かうためこの山を降りるのですが、
ブレーキが壊れるんじゃないかとヒヤヒヤしながら降りるの
でした。

最初に書いた通り太龍寺ロープーウェイに向かっていると、
ロープーウェイが見えてきました。この後、ロープーウェイ
に乗り込む準備をしていると同じ宿に泊まった車遍路の
男性と一緒になる。車の私と同じところにいるの~?とびっ
くりされていました。私自身もびっくりです。
自転車遍路と車遍路、そんなにスピードは変わらないよう
です。

さっそく乗り込みました。
もちろん自転車乗り入れOKです。

犬もOKでした。

高いところが苦手な私はちょっとビビる・・・。

このロープーウェイは国内で初となる2つの山を越えるロー
プーウェイだそうです。景色を眺めながら、こんなところ
自転車で来ていたら、どれだけ大変だったか・・・と胸を撫で
下ろすのでした。ちなみにロープーウェイなら頂上まで10分
でした。

21番太龍寺に到着。自転車で来なかったことに若干の引け
目を感じながら参拝。

帰りは自転車で下っていきます。
登りはロープーウェイで帰りは下り坂、ずるいだろう?と思わ
れるでしょうがこの下りの道、激怖です・・・。
超激坂にガタガタ道、ガードレールもない。一歩間違ったら
谷底に落ちれます・・・。怖い私は必死にブレーキをかけなが
ら走りますが、熱を持ちすぎてブレーキが壊れたらどうしよう?
と怯えていました。ブレーキを握りしめる両手は最後は力が
入らなくなるほど疲れきりました。

22番平等寺に17時までの納経時間に間に合いそうでした
が、電車の時間を考えて今回の自転車遍路はここまで。
電車の駅へと向かいました。桑野駅に到着です。ここで一つ
大きな心配事が。17時までに車を停めてある場所に戻れな
い。つまり車のキーが返してもらえない・・・。それは困る、
名古屋に帰れない・・・。車を停めさせてもらっているお寺に
電話し、事情を話したところ、お店の前の杖立ての中にキー
を入れておいてもらえることに!ご配慮ありがとうございます。

ここまでおよそ96キロ。今日もスイッチの入れ忘れが何度も
あったので実際は100キロくらい走ってます。

あっ、自転車が逆さまに!
今から自転車をバラして袋詰めにして電車に持ち込み移動
するのです。これを輪行(りんこう)と言います。逆さまになっ
ているのはタイヤを外すため。
実は輪行袋(自転車を入れる袋)は用意していたのですが
バラして袋詰めにするのは初めてのぶっつけ本番。いざやっ
てみたら難しい・・・、焦る焦る。とても写真を撮る余裕もなく
自転車と格闘。この後自転車で走らなきゃいかん訳じゃない
からとにかく袋に入りさえすれば良い。何かおかしくなってれ
ばジャイアントショップに持ち込もう・・・。

理屈抜きでバラして袋に詰め込みました。これで何とか移動
できる。袋には肩で担げるようにショルダーベルトついていた
のですが付け方が分からず袋を手でつまんで歩くしかない。

ここまで持ってくるだけで苦行でした。(泣)

特急列車に乗り込むとガラガラ。

なのでこんな乗せ方をさせてもらいました。
こんなローカル電車だから許されますが、ゴールデンウィー
クに予定している新幹線での輪行はきついだろうなと感じだ
し、対策を練り直さなければと悩みだす。

徳島駅で乗り換え板東駅に向かう。

板東駅津着。
ここから1キロ弱、自転車を手でつまんで歩く・・・。
最後に苦行が残っていました。

なんとか霊山寺に到着。問題は車のキーだ・・・。

無かったら帰れん・・・。ドキドキしながら約束の杖立てを探す
と、底を調べても無い。マジか?と慌てて中をいじり倒すと
側面に袋が貼付けてありました。紙袋には「おつかれさまでし
た。お気をつけてお帰りください」と書かれていて心が温かく
なりました。

無事車に到着。
荷物をしまい出発したのは19時半。

彦根から関ヶ原までは吹雪(写真では上手に表現できてい
ませんが細かい白い線が吹雪です)にあうなど怖い目にも
会いましたが、なんとか23時半、自宅に到着しました。
疲れきっているというのに晩酌して眠りについたのでした。
疲れず過ぎて眠れなかった・・・。
短い時間でしたが生きることに喜びと感謝を感じるとても
充実した2日間でした。