稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

長正館定例剣道稽古(2018年9月5日)

2018年09月06日 | 剣道・剣術
東住吉区は矢田中学校の体育館で19時半から。
定例稽古(正規の稽古)は7月25日以来である。
(8月は夏休みだが今年初めて5回もの自主稽古を実施した)

東大阪から1時間20分もかかってしまった。
空いていれば30分で来れる距離である。
台風21号の後遺症があったのかも知れない。
電車も遅延しているという話だ。

急な用事や残業、風邪で参加者は合計8人だった。
先週より涼しいとはいえまだまだかなり蒸し暑い。

初心者のTちゃんには井上館長が所作の指導。

準備運動、素振り、基本稽古のあとは自由稽古。
K君にはともかく大きく声を出すよう指導した。
途中で有段者のみで相面の稽古を行う。
そのあとは自由稽古だが21時をかなり過ぎてしまった。

終了後にS口二段と形稽古。6本目、7本目の裏表。


(面着け、奥では初心者指導)


(基本稽古開始)


(井上館長のTちゃん指導)


(K部五段と井上館長)


(K川四段とS口二段)


(同じく)


(同じく)


(同じく)


(同じく)


(K部五段とK川四段)


(井上館長とS口二段)


(K芦五段と井上館長)


【感想・反省点】

久々にS口二段の写真を多く撮ってみた。
姿勢が崩れていないかどうかを見るためである。
特に問題は無いように思える。

ここからは独り言。

「遠間から打て」は指導者がよく口に出す言葉だ。
少し剣先が交わったところで「そこから打て」ということもある。

遠間から無理やり飛ぼうとすると当然右足が上がる。
上がると「右足が上がっている」と言われる。

正しい姿勢で確実に打つには間合を詰めて打つ必要がある。
正しく打てる間合まで入って打つと「近い」と言われる。

近間で正しく打てるようになってから、少しずつ遠く打てるようにする指導と、
ともかく遠間から打つのだ・・という指導の狭間で剣士は悩む。

遠間から打つにはしっかりした体幹が必要となる。
体幹も出来ていないのに無理やり遠間から打つと姿勢が崩れる。
前傾姿勢で体軸がブレ、右回転に捻りながら打って左脇が空いたり、
アゴが上がったり、跳ね足になったり、打つ際に右足を大きく上げてみたり、
結果として踵を痛めることもよくあることだ。

ともかく遠間で打てるようになってから姿勢を矯正するという指導もあるが、
この方法は私にはどうしても無理があるように思える。

まずは近間で正しく打てるようにすることだ。
そこから攻めて打つことを覚え、打ち間を徐々に遠ざけるというほうが、
指導としては間違っていないように思える。

(実際には「自分の打ち間までどう入るか」という稽古が重要になる)

下の者が遠間から打ってくるのを捌くのは楽である。
まさか自分が楽だから「遠間から打て」というのではあるまい。
まずは「正しく打てること」が大事。これが正しいという打ち間は無い。
打ち間は人それぞれの力量で違うと思う。
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