稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

御宿 かわせみ

2005年05月27日 | 剣道・剣術
近頃稽古が出来ないので、この前の日曜日に見た、
録画していたドラマの感想をば・・・(苦笑)
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NHKの好きなドラマで、金曜の夜9時15分から、
金曜時代劇「御宿かわせみ」がある。

ちょっと、るいが設定よりも老けてるのが気になるが、
それでも時代劇ファンとしては見逃すわけにはいかない。

先週20日は・・・
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第2回「千鳥が啼(な)いた」(5月20日放送)
東吾の弟子・松本伊太郎(生田斗真)は、育ての親・庄右衛門(益岡徹)を離れ、実の親の旗本・吉田織部(並木史朗)の家で武家奉公がしたいと、東吾に口添えを頼む。るいは反対だ。ある夜、盗賊が商家の主人を殺す。妾腹の子が親元で奉公するも、息子と認められず、恨んで盗賊を手引きしたのだ。伊太郎は、真の父の意味が、分かってくる…
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というものだった。

伊太郎は最期には武士になるのを諦めるわけだが、
その時に東吾とるいを前に言った言葉が、
「私は武士になるのは諦めました」「しかし剣術は止めません」
「剣術は、私の、人生、そのものですから・・・」

であった。思わずホロリとしてしまった。

今まで転職や転勤を繰り返してきた。
志して決心したことも、状況に流されたこともある。
辛いことも、ひとに言えない悔しさもある。
しかし人生の節々に剣道があって、ずっと稽古を続けてこれた。
「もし剣道をやってなかったら・・・」そんなことは考えられない人生だ。
上手とか下手とか、強いとか弱いとか、
そんなことを超越してただひたすらに稽古する。

「伊太郎、剣術がんばれよ!」そんな気持ちで感無量になった。
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