昨日の続きではないですが、『欲』であったり、『向上心』が育まれるのは、周囲の大人の影響が大きいと思う。
例えば、潜在能力があり、間違いなく後から成長してくるだろうと思っていた子が、中学で柔道を続けず、理由を聞くと、
親に向いてないから辞めたらと言われたから。
と言う子もいたら、沢山の高校から誘いがあっても強豪校に行く選択等毛頭ない子もいるし、何なら強豪校がどこにあるかも知らない子も多い。
私的に、どちらかと言えば、中学から県外に出たり、無理して強豪校に進学することを推奨するのではなく、本人の実力や本人の意思を尊重して勘案するタイプですが、ここ最近は、
(何かもったいないなぁ〜・・。)
と感じることが多い。
この大会で優勝(入賞)すれば、ワッペンが貰えて・・だとか、講道館や日本武道館で試合ができて・・だとか。
全中で結果を残せば強化選手になれて・・だとか、強化名鑑に載せて貰えて・・だとか。
はたまた、この大会で結果を残せば海外に派遣されて・・だとか、強化指定が格上げされて・・だとか、大学や実業団から声がかかって・・だとか、道場や家でもよく話したものですが、今そんな話をすると、
何ですかそれ?
となる。
勿論、子供の過大評価であったり、親のエゴが強すぎると子供を苦しめることになります。
今も昔も、ちょっと厳しいんじゃないかな・・という進路だったり、うちの子は練習が大好きなので!(周りから見ると全くそう見えない)と思い込んで練習を課す親御さんはいる。
でも、ある程度の欲と言うか、目標意識は育んでやらねばと私自身は思っている。
息長く、常に目標は持っていて欲しいな。