田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

最後の1ミリまであきらめない

2022年12月08日 | 話の小箱

 「新しい景色」にはあと一歩届かなかったが、ちょっぴり夢を見させてもらった。

 私はサッカーの生中継は観ない。このスポーツが嫌いなどではなく、神経が昂り寝つきが悪くなるからだ。興奮すると血圧にもよろしくない。結果がわかってから試合の再放送があれば観ることにしている。それに、ふだんテレビ自体ほとんど見ない。

 ドイツ戦の時も、多分負けるだろうから翌朝にでも結果が分かればよいと思っていた。朝、ネットニュースで勝ったことを知り、本当かと驚いた。だがコスタリカに敗れたとき、やっぱりそうかと思い直し、今回はドイツに勝ったことだけで十分と思っていた。

 まさかスペインにも逆転勝ちするとは予想もしなかった。淡い期待はあっても、大番狂わせは2度続くものではないと思っていたのである。実はこの日、夢の中で日本がリードしていることを知った。嬉しかったが、これは夢だと思いつつ目が覚めた。朝食後におもむろにパソコンを立ち上げて正夢だとわかった。

 今大会で印象的だったのは、世界のニュースで話題となった三苫選手の「奇跡の1ミリ」である(SNS上では1.88㎜だったという話が流れている)。試合後に彼が言ったように「1ミリでもかかっていれば」という執念がなければあのゴールは生まれず、日本の決勝トーナメント進出もなかった。あの1ミリが日本とドイツとの明暗を分けた。

 今回のエピソードは、何ごとも最後の最後まであきらめてはいけない、ということを教えてくれる。ゴールライン間際で三苫選手があきらめ、足をのばさなかったら、神様は微笑まなかった。私も新しい景色を見たくなった。残りの人生、まだ1ミリ以上あるだろう。

 宝くじも買わなければ当たらないし。これは関係ないか。

       

        フリーフォトより

  

 

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