HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヤナギバルイラソウ(柳葉るいら草 ムラサキイセハナビ)

2021-08-16 | 夏 紫色系

種子は薄い皮膜に覆われている。
この皮膜は水に触れると粘りのある膜となり、種子同士が引っ付く。
その結果、幾つかの種子が側溝等に塊となって流され、やがてどこかに落ち着くことになる。
残念ながら今日は花は一つも咲いていなかった。
花期の長い花だからいずれ撮ることになるのだろうから、細い葉だけを撮った。


▲ ヤナギバは柳葉 下は、幅広の葉を持つルエリア・ツベローサ ▼









▲ 蕾と果実、果実の先端からはめしべの花柱が飛び出して見える。▼



▲ めしべの花柱が果実の先端に残っている。▼



▲ 完熟果実、果殻が弾けで中から種子が弾き出される。▼

(2021.07.28  林崎町)

花数は少なかったから、少し遅かったかも知れない。












(2021.08.11  林崎町)








▲ 花は一日花、午後にはめしべの花柱を残して抜け落ちている。
時折、抜け落ちずに残っているものも見つかる。▼


▲ 果実は萼片と同じ緑、種子が出来上がる頃には果皮は硬くなりやがて二つに裂けて種子を弾き飛ばす。 ▲

ヤナギバルイラソウ(柳葉るいら草 ムラサキイセハナビ)
  
キツネノマゴ科ルエリア(ルイラソウ)属 Ruellia tweediana(= Ruellia brittoniana)
イセハナビ(伊勢花火)Strobilanthes japonicus
(2021.08.15  南貴崎町)

【再掲画像】
 
▲ 左は幅広の葉をもつルエリア・ツベローサ 右はルエリア・ツベローサの蕾、果実 ▲
明石公園ではこの花に「Ruellia brittoniana」の学名表記だが、これはルエリア・ツベローサではなく、ヤナギバルイラソウの学名。

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ヤナギバルイラソウ 果実殻 ルエリア・ツベローサ ルエリア・フミリス



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