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北岳と甲斐駒ヶ岳

サクラ ササベザクラ(笹部桜)

2023-04-07 | 春 白色系

「旗弁」が顕著に出る笹部桜。
花弁の内側にはおしべだが、その内何本かは葯の部分が花弁状に変化している。
おしべが花弁化したものではないので花糸はハッキリと見える。




































▲ かなり顕著に「化粧咲き」が見られるので、別の種類?と間違えられることも多い。▼













ササベザクラ(笹部桜) バラ科サクラ属 Cerasus leveilleana ‘Sasabezakura’ 
カスミザクラとサトザクラ類との交雑種と推定されている。
(2023.04.01 須磨離宮公園)

【花の終盤に中心部が赤くなり、花びらに赤い筋『血脈』が現れるのを『化粧咲き』『けわい(化粧)』と呼ぶ】
白色の桜だけではなく、花が一気に散らないものでは普通に見られる。
おしべの花糸も同じように赤くなると、全体が違った印象になる。

 
▲ 岡本南公園の笹部桜 ▲

「旗弁」が顕著に出る笹部桜 花弁の内側にはおしべだが、その内何本かは葯の部分が花弁状に変化している。
おしべが花弁化したものではないので花糸はハッキリと見える。
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2 コメント

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化粧咲き。 (こいも)
2024-03-11 00:46:55
林の子さん
ササベザクラですか。
お花の中心部が赤くなるとまた素敵ですね。
旗弁がよくわかります。
花糸もはっきりとわかりました。
ササベザクラはまだ見たことがありません。
綺麗な桜ですね。
何処かで逢えるといいな~と思いました。
ありがとうございました。
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ソメイヨシノと笹部新太郎 (林の子)
2024-03-11 10:32:26
日本人には桜、だから古来「桜博士」と呼ばれている方は多いようですが
笹部新太郎もその一人で、水上勉の小説『桜守』のモデルと言われている人です。
旧居が神戸市東灘にあって今はその跡地が公園になっています。
その旧居に突然咲いた桜…と伝承されているので私は好きな桜の一つです。
「染井吉野」が好きではなかった?らしく、今は知らないですが氏が研究を続けていた幾つかの場所には
その桜は植えられていない…と解説されていることも愉快です。
関西ではかなりポピュラーになっているのですが
ソメイヨシノが主流の関東ではどうなのでしょうね。
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