HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

サクラ ササベザクラ(笹部桜)

2020-04-05 | 春 白色系

混雑が嫌いだし、ソメイヨシノだけが桜だと思っている人は嫌いだけれど
桜はしっかりと撮っている。
パッと咲いてパッと散るから潔さが良い…なんて、露とも思わない。
そんな一つ二つの講釈など要らない。
春に咲くのが桜ではないと思うから付き合いは長い。

笹部翁に傾倒した訳でもないけれど、去年保久良経由で風吹、会下山を歩いた折に訪ねた
岡本南公園のササベザクラは今年も訪れたいと思っている。






▲ 花期の終盤、薄紫色が入る。▼











▲ おしべの葯が花弁化したものは「旗弁」と呼ばれている。
おしべの花糸は残っている。▼











ササベザクラ(笹部桜)バラ科サクラ属 Cerasus leveilleana ‘Sasabezakura’ 
(2020.04.04 須磨離宮公園)

「旗弁」のこと。
一重咲きから八重咲きまで揃う花弁だが、本来はおしべ(葯と花糸からなるもの)が花弁化したもの。
「旗弁」と呼ばれるものは、おしべの葯部分だけが変化したものを指しているので、花糸は残っている。
須磨のオオシマザクラにもかなり顕著に出ている。


▲ 岡本南公園の笹部桜
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須磨の笹部桜 中八木の笹部桜 ササベザクラ(笹部桜) 



2 コメント

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ササベザクラ。 (こいも)
2023-04-05 15:51:25
林の子さん
ササベザクラって見たことがないと思います。
と~っても美しいお花ですね。
何とも素敵です(⋈◍>◡<◍)。✧♡
『旗弁のこと』
早速、こちらでお勉強できました。
ありがとうございました。
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桜博士 (林の子)
2023-04-05 23:36:22
日本人の桜好きは多いです。
それでもその桜を研究材料にして幾つもの桜が生み出された訳で
多くの研究成果?だとは思うのですが、幾つもの系統があるようで混沌としてしまいます。
一本筋の立ったものが残されていれば良いのですがやはり研究者・専門家というのは自説があるようで難しいです。
ですから、やはり深入りしないでおこうと思いますね。
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