「旗弁」が目立つので二ページに分けた。
▲ 花期の終盤、白い花弁が赤く染まる。「化粧咲き」と呼んでいる。▼
▲ 「旗弁」が余り出ていないので花弁は5枚。▼
▲ おしべの葯が花弁化したものは「旗弁」と呼ばれている。
おしべの花糸は残っている。▼
ササベザクラ(笹部桜)バラ科サクラ属 Cerasus leveilleana ‘Sasabezakura’
(2019.04.01 岡本)
「旗弁」のこと。
一重咲きから八重咲きまで揃う花弁だが、本来はおしべ(葯と花糸からなるもの)が花弁化したもの。
「旗弁」と呼ばれるものは、おしべの葯部分だけが変化したものを指しているので、花糸は残っている。
須磨のオオシマザクラにもかなり顕著に出ている。
☆
▲ 岡本南公園の笹部桜
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須磨の笹部桜 中八木の笹部桜
先日こちらでササベザクラを知ることができました。
「八重に咲く桜かな~」
そう思うほどにふんわり柔らかそうな素敵な桜ですね。
『旗弁』&『化粧咲き』・・・
とても美しく桜の園のパーティーが目に浮かびました。
お花がそれぞれ楽しそうですね。
旗弁や化粧咲きのこと…憶えることができました。
ノートに書き込んでおきました。
ほんと・・・「サクラ・さくら・桜」ですね~:*:・(*´ー`*人)。・:*:
難しいのですが、このサクラは基本は一重で咲き方として八重咲きのように見えるのは
おしべの先端にある葯(花粉の詰まっている部分)が、花弁化しているからです。
その花弁化したものを「旗弁(きべん)」と呼んでいるので、八重咲きのように見える桜。
面倒な区別ですが、呼び名が幾つもあるのでやはり整理して頭に入れておきたいですね。
化粧咲きと呼ぶのも、別に決まりがあるわけでも無いのですが
おしべの花糸や花弁の底が赤く色づくのは花の終わりなので
そのような優雅な名前で呼ぶのでしょうね。