水上勉の小説『櫻守』のモデルとなった桜博士・笹部新太郎氏の屋敷跡。
1981(昭和56)年に神戸市が公園として整備した岡本南公園。
「桜守公園」とも言われるそうだが、残念ながらそこに足を運んだことはない。
東灘・岡本には幾つもの足跡や記憶が残っている。
須磨には大きく育った笹部桜が二本。
その最盛期に撮ったのはたぶん二度目だろう。
中央付近の花弁は立つように付く
ササベザクラ(笹部桜) バラ科サクラ属 Prunus lannesiana 'Sasabe-zakura'
霞桜(カスミザクラ)とオオシマザクラ系のサトザクラとの交雑種とされているが
最近のDNA解析の結果から、ヤマザクラ×ソメイヨシノとの結果も確認されている。
(2017.04.16 須磨離宮公園)
☆
【笹部桜】
「桜博士」と呼ばれた笹部新太郎が住んだ神戸市東灘区の旧居(現在は桜守公園)にあった。
神戸市が市の木に指定し、兵庫県が県の天然記念物に指定した。
原木は1997年に震災の影響で枯死したと言われている。
笹部氏は、水上勉の小説「櫻守」に登場する植木職人の親方のモデル。
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四年前の須磨 今年のオオシマザクラ 枝垂れ(不詳)
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