渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

後ろ姿 ~ライディングフォーム~

2024年06月26日 | open




私の後ろを走った事がある
あまり上手に二輪に乗れな
い、大型二輪免許を持って
いてもよく二輪の乗り方を
知らない人が私の走りを見
て言う。
「後ろから見てたら何や知
らんけど体が小さく見える
ねん」
と。

当たり前だ。
走り出しと超低速で上体を
起こしている時以外は、前
面投影面積が小さくなるよ
うに身体を低く沈めている
からだ。
下半身で乗るからそのナチ
ュラルなフォームが取れる。
それはコーナーだけでなく
直線でも。
上体直立起こしの硬直カカシ
石灯籠載りなどはしない。
二輪走行の原理からして、や
るわきゃない。不合理で危険
だからだ。
そのような硬直カカシの木偶
(でく)の坊スタイルは、運動
をするフォームではない。

上半身を脱力させると、ごく
自然に身は適合性を得て低く
沈んで丸くなる。
へそ下の下腹部の腹筋と仙骨
上部の背筋はキュッと締めて
いる。ステップは足裏で掴む
ように保持し、でれんと足を
ただステップに載せるような
不適切な行為は一切排除して
いる。


これがオートバイの正しい
乗り方だ。載り方とは別物。
オートバイは下半身で乗る。
上体はどこも突っ張らない。
上半身は一切硬直させない。
だらんと脱力させる。
そして、モーターサイクルは
戦闘機パイロットの空戦のよ
うに走らせないと、性能発揮
においては意味が無い。







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