中国の習近平は、昨年6月のアメリカ訪問でオバマ大統領に「米中2カ国は太平洋に面しており、広い太平洋は両国を受け入れる空間がある」とハワイを境に太平洋を2分割して統治することを提案した。
何をバカなことを言う奴だ、と見過ごしていたが、どうも中国は大真面目なようだ。というのも 、何かの記事ですでに 2009年5月にも中国の最高位海軍将校が、米太平洋司令官キーティング大将に提案している。
これを前提に考えると、中国の防空識別圏(ADIZ)とか、南シナ海の他国に迫るほどの領海域、韓国、日本への傲慢な態度は、米国の出方を伺いながら、太平洋の西半分を統治したい現れだ。
月をも我が領土と考える民族だ。地球の、しかも太平洋の西半分では全く満足していないが、まずは米国を立てて譲歩しよう、ということらしい。
歴史通2013年3月号の中西輝政氏の「砲艦サンパブロ」と「実録・中国共産党」にみる『中国という狂気』を読んで、慌てて米国人が中国を描いたこの2つのDVDを見た。
日中戦争以来、米国も中国に何度も裏切られ、騙されてきた。その結論は「中国は平気で人を欺く。いくら中国人を研究しても、しょせん彼らの思考法は我々には判らない」のだ。
いま米国の知識人は急速に反中になったそうだが、一方で中国の2分割案の甘言になびくことは、まさかまさか有るまいとは思うが・・・・。
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