背番号41の引退宣言で全国の北海道日本ハムファイターズファンもそして稲葉も
泣いたのは、東京ドームでの最終戦ソフトバンクとの勝利後だった。
まだまだ出来る!!
突然の引退宣言には、正直言って私は驚いたが、ここ数年は寄る年波には勝てず
身体はボロボロであったのにも関わらず、ファンの前では常に笑顔で全力疾走を
貫いてきた稲葉選手には、心から”ありがとう”と言いたい。
引退発表は9月2日、札幌ドームでの記者会見だったが、私は稲葉選手が引退の花道
を飾るホームランを打つまでは”稲葉引退”の文字をブログで書かないと決めていた。
かって日ハムが北の大地北海道に来るまでは、ヤクルトファンだった私にとって
2005年メジャー入りを断念し、北海道に戦いの場を移した稲葉選手がやってくると
いうNEWSを聞いた時は「これで日ハムは強くなる!」と確信をした時でもあった。
そして2005年こそ対戦投手はすべて初対戦だったことから、主軸として127試合に
出場し打率こそ2割7分1厘と稲葉選手にとっては不甲斐ない成績だったが、翌年から
はまさに八面六臂の活躍で日ハムを牽引していくことになる。
始めがあれば終わりも訪れるのは世の常だが、今年で現役20年という区切りの年に
バットを置くという決断はだれをも止めることは出来なかっただろう。
そして引退宣言からノーヒットだった稲葉選手に、9月17日西武ドームの埼玉西武戦
でついに野球の神様が微笑んでくれた。
9回表埼玉西武豊田投手が投じた内角球を見逃すことなく、ジャストミートした打
球は見事にライトスタンドに消えていったのだ。
ファンは泣き稲葉は笑う。
ファンを愛し野球ファンに誰からも愛される稲葉篤紀だからこそ、球場全体が感動に
包まれた瞬間だった。
TVを見ていた私も泣いた!
来季は日ハムの打撃コーチとの話もあり、いずれは日ハムの監督をとの期待もある
が、まずはCSでのオリックス(まだ未定だが)そしてホークスに勝ち、日本一の栄
冠を目指し最後まで全力疾走をして欲しい。
疾風はどうやら日ハムナインの背中に吹いてきているのだから。
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