けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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そうですねえ3000年ぐらいっすかねえ。。。気を使えない自称気功マスター

2013-06-14 12:22:57 | 雑記
水曜日はサンフランシスコの東洋医学校で教える日です。私は日本伝統鍼灸と漢方の臨床クラスをうけもっています。

ある日、廊下を歩いていると、教員と見間違うくらい堂々とした生徒が私に話しかけてきました。。。。ヘイ!日本伝統鍼灸漢方って「気」は使うのかい。

自分のクラスの生徒じゃないし、ちょっと煙に巻いてやろうと思い、、、
「車を運転していて、青信号で右折するときに、向こう側から横断歩道をゆっくりと我が物顔に渡ってくる歩行者が実に多いだろ。あれ、日本語では”気を使わないやろうだ。”というんだよ。」

私は続けて「こういうときに、右折したい車を先にいかせるように手でサインを出してくれたり、小走りにわたってくれたりする人も少ないがいるよね。こういうのを”あの人は気を使っていていい。”というんだ。」

外人の学生は「青信号で歩行者が渡るのは当然の権利だし、ゆっくりわたろうがどうしようがいいんじゃないの?」
(あはは、やっぱり馬鹿だ。。微妙な空気を読む事もできない外人だな。)

「で、キミは中国で気功の勉強をしてきたんだって?、、」
「ヤァー・・杭州の中医大学で気功をマスターしてきたのです。東洋哲学も完璧です。」
「そうなんだ、長い事留学していたんだね。」
「はい、2週間も行って来ました!毎日何時間も練習しました。」
「。。。。。。。」
彼女はまだ2年生です。両腕に陰陽のマークの刺青が入っています。

私はからかい半分に、
「中国4000年とか5000年の歴史とか言うけど、キミはその中医学をどれくらいマスターしてるの?」
彼女は真顔で「そうですねえ、まだ3000年分ぐらいっすかねえ。。。」

私は、 ( ´,_ゝ`)プッ.となって、「じゃあ次の授業が始まるから、、、」とその場を離れました。
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