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疲れがたまってしまったときの漢方薬 八味地黄丸(はちみじおうがん)

2019-11-20 08:26:15 | 漢方アメリカOnline


八味地黄丸(はちみじおうがん)は、八味丸とも呼ばれている漢方薬です。
疲労回復、腰痛、ゼンソク、めまい、耳鳴り、糖尿病、慢性腎炎、前立腺肥大、高血圧症、小児のおねしょ、大人の夜間排尿などに用います。

または、中高年者の老化予防の漢方薬として繁用されます。即ち、疲れやすく、四肢が冷えやすく、あるいは手足のほてり、尿量の異常、痺れ、視力減退、腰痛、脚弱、下肢痛、老人性皮膚掻痒症などに本方が適用されます。

八味地黄丸が適応する一つの決め手の症状は、朝の腰痛や腰の重だるさです。
朝起きたときに、どうも腰がだるい、痛いなどの症状があって、しばらくベットの縁に腰かけて、しばらく休んでいなければならない。こういう状態を漢方医学では腎虚陰虚といいます。、長い間の疲労の蓄積が漢方的な意味合いでの五臓である肝、心、脾、肺、腎の腎の気を虚してしまうために起こる現象です。ここでいう腎虚は、漢方医学での言い方の問題であって、決して腎臓病ということではありませんのでご安心ください。

朝起きたときに腰がどうも重だるかったり痛かったりして、疲れが抜けないときに、この八味地黄丸を飲み始めて、だいたい3日ほどで効果が出てまいります。朝がすっきりといたします。
40代前のお若い方が服用すると、便が柔らかくなりすぎることがあります。それでもよいのですが、不都合であれば、そのようなときは服用量を半分に減らして飲み始めてください。

病名列挙:
疲労回復、腰痛、下肢痛、高血圧症、ゼンソク、めまい、糖尿病、小児の夜尿症、大人の夜間排尿、 前立腺肥大、むくみ、慢性腎炎、インポテンツ、早漏


漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/



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