荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

必殺シリーズの巻、20230614。

2023年06月14日 | 枯渇した生活に豊潤な読書を
高鳥都著「必殺シリーズ秘史 50年目の告白録」をようやく読了しました。



いや、読了までかなり時間がかかりました。
タイトル通り、昨年は「必殺シリーズ」開始50年目。
必殺ファンの僕が手を出さないわけがありません。
発刊とともに購入しました。
「必殺シリーズ」の関係者30名のインタビュー形式の一冊です。
384ページの大作。
早速読み始めたわけですが・・・。

正直あまり面白くありませんでした。
内容が地味なのです。
監督・撮影・照明あたりまではなんとか読めましたが、マイナーなスタッフとなると面白くない。
また、そのスタッフひとりひとりの履歴もインタビューされますので、その辺は興味ないんですな。
もっと「必殺シリーズ」の話が知りたいのに。
まぁやはり苦労話が多かったですね。

50年ともなると鬼籍に入った方も多いです。
工藤栄一の必殺話なんか読みたかった。
そんな中、山﨑努のインタビューは興味深かったです。
「必殺シリーズ」の主役で存命な役者さんは少なくなりましたから。

さて今作、「面白くない」と記しましたが、資料としては非常に貴重でありましょう。
今も「必殺仕事人20XX」として続いていますから、現スタッフの皆さんも本書を読んで先人に学んで頂きたい。
「昔は良かったオジサン」にはなりたくないですが、やはり「必殺シリーズ」は昔の方が面白かったですから。


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