荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

芝居の巻、よたび。

2016年11月28日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




先日、知り合いのオンナのコが舞台に出演するってんで観に行って参りました。

芝居小屋は、港街・ヨコハマ。







そのオンナのコの熱演はなかなか良かったのですが、いや~、つまらなかった。

こんな酷いお芝居を観たのは初めてです。



まずもって、一体何を描きたいのか、何を訴えたいのかが皆目分からない。

別に良いんですよ。お話が分かんないのは。

難解なモノを創れば、なんとなく高尚な人間になれた様な気になる庶民はたくさんいますからね。

問題は『普遍的なモノを描こう』だの、『芝居というモノの神髄をえぐる』だのカッコ付けてるのに、今流行っているモノをブッ込んでいるトコ。

まず、【逃げるは恥だが役に立つ】の【恋ダンス】。

次に、【巨人】がど~のこ~の。

おまけに、【前前前世】・・・。

でもまぁ、まだ新しいから百歩譲りましょう。

最悪なのは【テラスハウス】だの、斉藤和義【ずっと好きだった】だのといった、ハンパに古いモノをブッ込んでいるトコです。

この辺が小劇団の才能の限界なのでしょう。



ホントに時間の無駄でした。

ヨコハマ迄行くのにも5~600円かかるんですよ。

交通費を返して頂きたい。

マジで。



『夢のない人間の芝居をお客さんが見に来てくれるとは思わないから、なるべく夢のにおいを身につけておきたいと思うのです』藤山寛美(ニッポンの喜劇役者・1929~1990)

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