荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

実写化の巻、ふたたび。

2016年11月16日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




昔から人気アニメを実写化するという、愚行・蛮行があります。

そして又、その愚行・蛮行を繰り返すハメに・・・。



タツノコプロ作品で最も僕が愛した【破裏拳ポリマー】が、新しい餌食となる事になりました。



21世紀に入り、【CASSHERN】・【ヤッターマン】・【ガッチャマン】に続くタツノコプロ作品の実写化であります。

主演は溝端淳平。

脇は原幹恵とか山田裕貴とか柳ゆり菜とか、パっとしないヒトばっか。

原幹恵って【キューティーハニー】のTV実写版やったヤツだろ。

大丈夫なのかね・・・。

あとの出演者はアナウンスされておりませんが、な~んか石橋蓮司とか本田博太郎とかが出そうな気がします。

まぁ、当然コケるでしょう。

小屋に関する情報を読みますと『新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される』とあります。

・・・ほとんどインディーズ扱いな様な気もしますな。

監督は、坂本浩一とかいう【仮面ライダー】だの【ウルトラマン】だのを手掛けたヤツだそう。

バジェット、少ないだろうな・・・。



【ヤッターマン】製作時、監督である三池崇史の名言が思い出されました。

そもそも最初は【ガッチャマン】の監督のオファーを、三池崇史は受けていたのです。

その際の経緯を、【映画秘宝】にて語っておりました。

『ガッチャマンは、ダークナイト級の映画を撮る力のある者が、手掛けてこそ光るヒーロー物だ』

『今の日本の特撮に対する考え方や技術、バジェットを考えると、我々じゃまだ力不足なんじゃないか、と考えてガッチャマンは無理です』

そして、こう言うのです。

『その代わり、ヤッターマンならどうですか?』

そう。【ヤッターマン】は逆提案だったのです。

さすがは三池崇史。

【ガッチャマン】は無理だけど、【ヤッターマン】なら勝算はあるよ、って分かってたんですね。

結果は全て数字が語っております・・・。



【新造人間キャシャーン】は終始暗い内容で、あまり興味がありませんでしたが、【破裏拳ポリマー】は明るく、又、1話完結だったので観易かったものです。

そんな幼少時の記憶をブっ壊してくれる「破裏拳ポリマー」製作委員会をブン殴ってあげたい、と思いました。



『記憶は精神の番人である』ウィリアム・シェイクスピア(英国の劇作家・1564~1616)

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