国際関係研究、とりわけ英語圏の国際関係論の1つの弱点は、日本外交の事例が理論の検証や発展にあまり活かされていないことです。もちろん、Jack Snyder, Myths of Empire などの画期的な研究成果もありますが、北米や西欧諸国の外交事例研究が国際関係研究に数えきれないほど取り入れられていることに比べれば、こと英語圏の国際関係論においては、そうではないのです。他方、日本外交史そのものの研究はどうかと言えば、たくさんの優れた成果が主に日本国内外で発表されており、今も目覚ましく発展しているようです。
つまり、日本外交研究の素晴らしい成果が、グローバルな国際関係学界において、十分に生かされていないということです。実に「もったいない」ことです。
この学術的ギャップを埋めるために、2015年度から、「学際的日本外交研究のパイロット・プロジェクト」が、サントリー文化財団の研究助成を受けて始まりました。リーダーは、川崎剛先生(サイモンフレーザー大学)です。私も、この研究グループの末席を汚しています。日本外交史の研究成果を国際関係研究と関連づけながら海外に発信すると同時に、その研究成果を国際関係理論研究にも取り入れるのが、このプロジェクトの大きな目的です。
私としては、この貴重な機会を通じて、日本外交史の先生に、日本外交のアレコレについて「教えを請いたい」という気持ちで、共同研究に臨んでいます。
このプロジェクトには、そうそうたる国際関係研究者や外交史研究者が参加していますので、私も足を引っ張らないように頑張りたいと決意を新たにしています。
つまり、日本外交研究の素晴らしい成果が、グローバルな国際関係学界において、十分に生かされていないということです。実に「もったいない」ことです。
この学術的ギャップを埋めるために、2015年度から、「学際的日本外交研究のパイロット・プロジェクト」が、サントリー文化財団の研究助成を受けて始まりました。リーダーは、川崎剛先生(サイモンフレーザー大学)です。私も、この研究グループの末席を汚しています。日本外交史の研究成果を国際関係研究と関連づけながら海外に発信すると同時に、その研究成果を国際関係理論研究にも取り入れるのが、このプロジェクトの大きな目的です。
私としては、この貴重な機会を通じて、日本外交史の先生に、日本外交のアレコレについて「教えを請いたい」という気持ちで、共同研究に臨んでいます。
このプロジェクトには、そうそうたる国際関係研究者や外交史研究者が参加していますので、私も足を引っ張らないように頑張りたいと決意を新たにしています。