国際学のテキスト『国際学のすすめ』の第4版が、東海大学出版会より刊行されました。私は、2003年の初版から、編集幹事を務めています。学術出版が厳しき折、10年間で改訂を3回もできたことは、編集幹事として、また執筆者の1人として、素直に嬉しく思います。本書の読者の皆さま、大学等の教育機関で教科書や参考書として使用して下さった先生方に、あらためて御礼申し上げます。
今回の改訂にあたりましては、第3版にはなかった新しい章を加えました。東海大学国際学科に非常勤講師として来ていただいている、本多美樹氏(早稲田大学助教)には「平和構築」、金慶珠氏(本学科准教授)には「メディアリテラシー」について、分かりやすく解説して頂きました。
アメリカと中東に関する章は、全面改定になりました。アメリカについては、国際学科の卒業生である和田龍太氏(三井物産戦略研究所研究員)が、「オバマ米政権のアジア太平洋政策」のタイトルで、米国の対外政策をアジア太平洋地域の情勢に関連づけながら、詳しく説明しています。中東に関する章も、岩坂政充氏(本学非常勤講師)が、「『中東』という視角」として、「中東」の定義から「アラブの春」まで、複雑な中東情勢を平易にひも解いています。
その他の大半の章も、前回の第3版が出版された2008年以後の国際学の動向や国際情勢の変化を反映するための加筆修正を行っています。なお、私自身の執筆担当は、書き下ろした「まえがき」、部分的な加筆修正を行った「国家と安全保障―軍事力の役割をどう考えるか―」と「あとがき」です。
国際学のみならず、グローバル化する世界の動向に関心がる方には、本書を手にとって御一読いただければ幸いです。
今回の改訂にあたりましては、第3版にはなかった新しい章を加えました。東海大学国際学科に非常勤講師として来ていただいている、本多美樹氏(早稲田大学助教)には「平和構築」、金慶珠氏(本学科准教授)には「メディアリテラシー」について、分かりやすく解説して頂きました。
アメリカと中東に関する章は、全面改定になりました。アメリカについては、国際学科の卒業生である和田龍太氏(三井物産戦略研究所研究員)が、「オバマ米政権のアジア太平洋政策」のタイトルで、米国の対外政策をアジア太平洋地域の情勢に関連づけながら、詳しく説明しています。中東に関する章も、岩坂政充氏(本学非常勤講師)が、「『中東』という視角」として、「中東」の定義から「アラブの春」まで、複雑な中東情勢を平易にひも解いています。
その他の大半の章も、前回の第3版が出版された2008年以後の国際学の動向や国際情勢の変化を反映するための加筆修正を行っています。なお、私自身の執筆担当は、書き下ろした「まえがき」、部分的な加筆修正を行った「国家と安全保障―軍事力の役割をどう考えるか―」と「あとがき」です。
国際学のみならず、グローバル化する世界の動向に関心がる方には、本書を手にとって御一読いただければ幸いです。