スキー人口は、バブル崩壊後、急激に減少しているそうです。1990年代前半のピーク時に比べ、今のスキー人口は約3分の1まで減少しているとのことです。その結果、バブルの時のように、駐車場に入る車がズラリと並んだり、リフトに乗るのに1時間もかかったりすることは、よほどのことがない限り、なくなったようです。今は、週末でもリフト乗車の待ち時間がないスキー場は、珍しくありません。その反面、スキー人口激減の影響を受けて、営業停止や廃業に追い込まれたスキー場もあります。
2011年は、日本へのスキー伝来100年目だそうです。この記念すべきシーズンは、スキーの復活を予感させるものがあります。これはあくまでも個人的な印象ですが、バブル期にスキーを楽しんだ人たちが、少しずつスキーに戻りつつあるように感じます。私は、スキーヤー専用の「ブランシュたかやまスキー場」や「白樺高原国際スキー場」をよく利用するのですが、ここ数年で、バブル期によく見たウェアーを着て、カービングスキー以前の「細長い」スキーをはき、家族でスキーを楽しんでいる姿をポツリポツリと見かけるようになりました。バブル世代に若者だったスキーヤーが、子どもの成長とともに「家族でスキーに行こうか」と、ゲレンデに足を運ぶようになったのかもしれません。
そして、これに関連する興味深いデータを見つけました。http://ksoutdoor.net/index.html これによれば、実は、ここ数年でスキー人口は微増しているそうです。しかも、スキー人口にスノーボード人口を加えた人数で計算すると、2009年時点では約1100万人になり、これはバブル以前のスキー人口にほぼ等しいそうです。このデータが正しいとすれば、ピーク時の1860万人というスキー人口は、バブルの影響により、異常に突出しただけだとの見方もできます。バブルの時は、「猫も杓子もスキー」をしたといったところでしょうか。しかし、今は、スキーやスノーボードを楽しんでいるのは、これらが純粋に好きな人が大半なのかもしれません。そうだとすれば、日本のスキー・スノーボードは、成熟期に入ったといえます。
スキー復活の兆しが見えてきたのは、関係者の努力もあってのことでしょう。「信州スノーキッズ倶楽部」は、子どもを持つスキーヤーの財布を少し軽くしてくれます。リピータ割引のような制度を採用するスキー場も増えてきました。若者をスキー場に呼ぼうとする試み「雪マジ19」には、思い切ったことをやるものだと感心しました。
さまざまな世代や年齢層のスキーヤーがゲレンデで楽しそうに滑っていスキー場は、明るく活気に満ちています。もちろん、技術を純粋に追及するスキーもよいのですが、「レジャーとしてのスキー」を再評価することこそ、スキー復活のカギだと私は思います。一昔前、「スキー・ナウ」というTV番組がありました。軽快なロックミュージックをBGMにデモが軽快に滑るシーンは、多くの人をスキーに惹きつけたことでしょう。
私は現在、スキー技術を探究することに楽しみを感じますが、そういう人ばかりではありません。雪山の自然と滑りが生み出す「爽快感」こそが、スキーの最大の「だいご味」であり、初心者、中級者、上級者に関係なく、全てのスキーヤーを魅了する力ではないでしょうか。競技としてのスキーは別でしょうが、「横ずれの少ないターン」だの「谷回り理論」だの、あまり技術的なことを強調しすぎると、スキーに堅苦しいイメージを与えてしまいます。そういう理屈を超えて、本来、スキーはもっと純粋に楽しいものです。これはカナダ滞在中のスキー経験で強く感じたことですが、オリンピック会場にもなったウィスラーでもサイプレスでも、スキーはもっともっと自由でした。
最後に、私のスキーですが、上達の手ごたえを感じたと思って、自分の滑りをビデオに撮ってチェックすると…。イメージと現実のギャップに幻滅します(苦笑)。練習しても、思ったほど上手くならないものですね。
2011年は、日本へのスキー伝来100年目だそうです。この記念すべきシーズンは、スキーの復活を予感させるものがあります。これはあくまでも個人的な印象ですが、バブル期にスキーを楽しんだ人たちが、少しずつスキーに戻りつつあるように感じます。私は、スキーヤー専用の「ブランシュたかやまスキー場」や「白樺高原国際スキー場」をよく利用するのですが、ここ数年で、バブル期によく見たウェアーを着て、カービングスキー以前の「細長い」スキーをはき、家族でスキーを楽しんでいる姿をポツリポツリと見かけるようになりました。バブル世代に若者だったスキーヤーが、子どもの成長とともに「家族でスキーに行こうか」と、ゲレンデに足を運ぶようになったのかもしれません。
そして、これに関連する興味深いデータを見つけました。http://ksoutdoor.net/index.html これによれば、実は、ここ数年でスキー人口は微増しているそうです。しかも、スキー人口にスノーボード人口を加えた人数で計算すると、2009年時点では約1100万人になり、これはバブル以前のスキー人口にほぼ等しいそうです。このデータが正しいとすれば、ピーク時の1860万人というスキー人口は、バブルの影響により、異常に突出しただけだとの見方もできます。バブルの時は、「猫も杓子もスキー」をしたといったところでしょうか。しかし、今は、スキーやスノーボードを楽しんでいるのは、これらが純粋に好きな人が大半なのかもしれません。そうだとすれば、日本のスキー・スノーボードは、成熟期に入ったといえます。
スキー復活の兆しが見えてきたのは、関係者の努力もあってのことでしょう。「信州スノーキッズ倶楽部」は、子どもを持つスキーヤーの財布を少し軽くしてくれます。リピータ割引のような制度を採用するスキー場も増えてきました。若者をスキー場に呼ぼうとする試み「雪マジ19」には、思い切ったことをやるものだと感心しました。
さまざまな世代や年齢層のスキーヤーがゲレンデで楽しそうに滑っていスキー場は、明るく活気に満ちています。もちろん、技術を純粋に追及するスキーもよいのですが、「レジャーとしてのスキー」を再評価することこそ、スキー復活のカギだと私は思います。一昔前、「スキー・ナウ」というTV番組がありました。軽快なロックミュージックをBGMにデモが軽快に滑るシーンは、多くの人をスキーに惹きつけたことでしょう。
私は現在、スキー技術を探究することに楽しみを感じますが、そういう人ばかりではありません。雪山の自然と滑りが生み出す「爽快感」こそが、スキーの最大の「だいご味」であり、初心者、中級者、上級者に関係なく、全てのスキーヤーを魅了する力ではないでしょうか。競技としてのスキーは別でしょうが、「横ずれの少ないターン」だの「谷回り理論」だの、あまり技術的なことを強調しすぎると、スキーに堅苦しいイメージを与えてしまいます。そういう理屈を超えて、本来、スキーはもっと純粋に楽しいものです。これはカナダ滞在中のスキー経験で強く感じたことですが、オリンピック会場にもなったウィスラーでもサイプレスでも、スキーはもっともっと自由でした。
最後に、私のスキーですが、上達の手ごたえを感じたと思って、自分の滑りをビデオに撮ってチェックすると…。イメージと現実のギャップに幻滅します(苦笑)。練習しても、思ったほど上手くならないものですね。