自由という響きがとりわけ好きだ。今まで、美術団体に所属せずフリーを通している。教えている絵も文字通り『自由画』。写実の水彩画、アクリル画
抽象画あり、古布をコラージュした文字絵あり、水墨画ありと実にさまざま。大きな教室ではないけれど、一つの空間に、いろいろな分野の絵が混在、
(存在か)している。教室展になると、いつも聞かれることがある。公募展ですか?合同教室展ですか?と。違います、と何度も淡々と答える。
いま、教室のメンバーの展覧会が芦屋で開かれている。他の教室の方との二人展だ。写実の作品と、抽象作品とがギャラリー空間に溶け合っている。全く
違和感なく、調和を見せている。抽象、具象と、ジャンル分けする必要はないですね。大切なことは、絵が人を惹きつけるか否か。どんな惹きつけ方でも
いいと思う。美しさであっても、衝撃でも、悲しみであっても。そこに、見る人を惹きつけるエネルギーが存在したら、絵との素晴らしい出会いが生まれる。
とらわれないで、具象、抽象と時に応じて描いてください。講師の私は、自身の抽象を四苦八苦して求め続ける道を選んでおります...が。
☆ 上田愛子・小林僚子 『水彩の世界 二人展』 2015.9/12-9/20 あしや喜楽苑ギャラリー (0797-34-9287)9時ー17時 最終15時
フォト 2015